以前から語られる「民主主義」の恐怖 ６月３０日毎日新聞「異論反論」西部邁

で、西部邁はこうも書いている。


マニュフェストを大幅に変更してよい、マニュフェスト違反の責任をとらなくてもよいというのは、マニュフェスト政治を大歓迎した世論が実は諸政党のマニュフェストを一行も読んではいなかったことの表れだと言われても致し方ない。これは民主主義そのものが病理にかかっていることの証左である。
　
６月３０日毎日新聞「異論反論」西部邁


かなりきつい書き方だが、間違ってはいないだろう。
「民の声は神の声」などというけれど、「神」がまったく選挙に必要な知識を持ってないとしたら・・。
しかしこのような問題は投票行動に限らず、日本の多くの分野で日常的に見られることなのだ。

タグ：メディア アート 民主主義 西部邁

コメント 5

スマイル様

今の日本の政治って、とにかく言葉が軽すぎますね。
何事も軽く見ずに流してしまう国民性もあるのでしょうが・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2010-07-19 17:56) 

日本の選挙は国政選挙も小学校の会長選挙もさして違いはない！
所謂、人気取り、声がでかく通る！論理不明でも言葉が短い！
　周りに可愛い女性がいる！イケメンのお兄さん、マッチョがいる！
「選ぶ側の質低下！」はひどいものがありますね！
　第一回総選挙　1890/7/1　山縣有朋　93.9％
　1955/2/27　鳩山一郎　75.8％
　最近は６０％も届かない！都市部の人たちには選挙！政治への無関心さが甚だ酷いものが或る！
　なんとかせねば！！
by teddy0905 (2010-07-19 20:41) 

teddy0905様

日本にも「政治の季節」がありましたね。
今はいったい何の「季節」なのか?

＞　なんとかせねば！！

まさにその通りです！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO

by 末尾ルコ（アルベール） (2010-07-20 00:01) 

あのマニフェストが実現可能と思うこと・・・
それが一番不思議です。
by paddies (2010-07-20 05:46) 

paddies様

それはありますね～。

　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2010-07-20 06:14)