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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「なぜ、お笑い芸人は分かりもしない社会問題についてのコメントなどをすべきでない。」のか?2017年2月5日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「なぜ、お笑い芸人は分かりもしない社会問題についてのコメントなどをすべきでない。」のか?

・お笑い芸人は分かりもしない社会問題についてのコメントなどをすべきでない。

と書きましたが、もう少し詳しく言い直しましょう。

お笑い芸人は分かりもしない社会問題についてのコメントなどを「してはいけない」。

ではありません。
日本には「表現の自由」があります。
「ヘイトスピーチ」などに当たらなければ、誰にでもどんなことに対しても「自分の考え」を自由に発言していい。
「ヘイトスピーチ」の定義については議論がりますが、それはさて置きます。
「表現の自由」のない社会でなど生きることはできない。

ではなぜ

お笑い芸人は分かりもしない社会問題についてのコメントなどをすべきでない。

と言うのか?

まず今の日本で「お笑いテレビ芸人」の注目度は(残念ながら)極めて高い。
誰かが何かを言ったら、その言葉は瞬く間に多くの人たちに伝わります。
つまり影響力がとても高くなる可能性がある。
しっかりした見識・知識によって発言される言葉であればいいけれど、そして当人たちが「本気で政治や社会に対して発言したい」という意図があればまだしも、透けて見えるんです、(お笑いで名は売れたし、金は十分稼いでいるし、後は「社会派」っぽく見られたいな~)という薄ら寒い意識が。
つまり大方のお笑い芸人の「政治・社会問題に対する発言」は「カッコつけ」としか思えない。
「中身のないカッコつけ」にすぎない割にはちょっとした国会議員などよりも遥かに多くの人に届いてしまうから問題なんです、お笑い芸人のコメントは。

・例えばいろいろ頭の悪い発言で物議を呼ぶ丸山和也参議院議員がダウンタウンや坂上忍らとバラエティ番組で共演していたけれど、ああいうのは「出る側」も「出す側」も非常に醜悪に映る。

ま、この問題もちょいちょい扱います。
一つ確実に言えるのは、

・日本で「政治ネタ・社会問題ネタ」を自在に使えるお笑い芸人が現れるのにはまだ時間がかかる。

ということです。
それだけの修練を積んでいる人がまだぜんぜんいないし、それ以前に、「受け取り手」も少ないわけですから。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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