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末尾ルコ詩D「怒り」篇。末尾ルコ「魅力的な広瀬すずと松岡茉優の対決を生かし切れなかった『ちはやふる 下の句』の欠点とは」。 [吉高由里子]

★「末尾ルコ 革命広場」/〈「言葉」による革命・「美」による革命〉[ハート]

★ 「言葉」で「あなた」はもっと強くなれる。
★ 「あなた」が強くなることで、「日本」はもっと強くなる。
高知から日本の隅々まで、末尾ルコ〈「言葉」による革命〉で、あなた自身があなたの住んでいる場所で「革命戦士の一人」に!

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●末尾ルコ詩D「怒り」篇。

「怒り」

「怒り」は
うねる
時に引いては
反す
「怒り」はそう
時に
引いては
反す

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです。)

●末尾ルコ「魅力的な広瀬すずと松岡茉優の対決を生かし切れなかった『ちはやふる 下の句』の欠点とは」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

主演映画女優としての力を明確に認識させたのが『ちはやふる 上の句・下の句』だが、「惜しい映画」となっている。特に「カルタ取りのクイーン」として登場する松岡茉優がとてもいいだけに、(これならば、もっとずっとおもしろくなっていたのに)と残念ではあった。ただこの場合、「わたしにとっておもしろい」であって、それが「世間の皆さんにとってもおもしろい」とはいかないことは重々承知しているけれど、少なくとも「昨今の日本の世間の皆さん」よりは「わたしのとって」の基準の方が遥かに作品のクオリティは上がるというほどの確信はある。
『ちはやふる 下の句』の不満点は、結局「仲間がいれば最高」という『少年ジャンプ』的価値観に話を落とし込んでしまったことであり、そうなるとせっかく魅力的に創られた「広瀬すずVS松岡茉優」に対立がぼやけてしまうのだ。もっとも「仲間」というパターンは昨今日本だけでなく、現在ハリウッド映画最大のプロジェクトの一つである『アベンジャーズ』シリーズも似たような構造を持っており、そうなると「個々の美」がなかなか浮き上がってこない。

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末尾ルコ詩D「約束」篇。末尾ルコ「広瀬すずプチ論~その身長が生む魅力」。 [吉高由里子]

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●末尾ルコ詩D「約束」篇。

「約束」

約束というのは
決めたら守るものだよ
「今度は守る」の連発では
約束は約束でなくなるからね

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●末尾ルコ「広瀬すずプチ論~その身長が生む魅力」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

広瀬すずは小柄に見える。身長を調べてみると百五十九㎝とあり、日本人女性の平均が百五十四程度とされているから、その意味では低い方ではない。しかし十代後半から二十代にかけてとなればどうか、あるいは女性芸能人の中ではどうかという話になれば小柄な方に入るかもしれないし、印象的だったのが『海町Diary』の「すず」役だから、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆に囲まれた広瀬すずはいかにも小さく、その写真を一度見ただけの人にも(小柄だ)と印象付けただろう。
しかし一九九八年六月一九日生まれの静岡出身者広瀬すずは、実はさほど小柄でもないその小柄な印象が、今のところ女優として実に有効に機能している。
女優はファッションモデルとは違い、背の高さや抜群のプロポーションが常に有効であるとはならない。そして広瀬すずの大きな優位さは、「小柄な印象なのにバランスの取れたプロポーション」を持っているところなのだ。

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末尾ルコ詩D「好きなときに」篇。末尾ルコ「2017年4月4日の誕生日に30歳を迎えたサラ・ガドンに寄せる小さなエッセイ」。 [吉高由里子]

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●末尾ルコ詩D「好きなときに」篇。

「好きなときに」

笑える
好きなように
好きな時に
笑える!

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●末尾ルコ「2017年4月4日の誕生日に30歳を迎えたサラ・ガドンに寄せる小さなエッセイ」。

サラ・ガドンは2017年4月4日に30歳になった。
1987年4月4日生まれのサラ・ガドン。
そう、サラ・ガドンは4月4日生まれ。
卑近な言い方をすれば、エイプリールフールの数日後。
日本の多くの地域では、ほぼ桜の季節。
サラ・ガドンには、桜の花びらがとてもよく似合う。
桜の色が、とてもよく似合う。
桜の色は、桜色。
桃ではないので桃色ではなく、ピンクと言うにはあまりに和のイメージが強く、そう言えばサラ・ガドンには、なぜか「和」の精神もよく似合う。
もちろんその桜は、花見でワイワイやっている裏側の、梶井基次郎が「桜の樹の下には」で書いた魔の世界も、と言うよりも、実は魔の世界が支配した桜の花びらなのである。


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末尾ルコ詩D「密度」篇。末尾ルコ「ヘルツォーク『カスパー・ハウザーの謎』とカスパー・ハウザー事件の事実」。 [吉高由里子]

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●末尾ルコ詩D「密度」篇。

「密度」

そして海は
時間と繋がっている
時間の中の
密度をぼくは
操ってみよう

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●末尾ルコ「ヘルツォーク『カスパー・ハウザーの謎』とカスパー・ハウザー事件の事実」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

1800年代のドイツで起こった「カスパー・ハウザー事件」は、世界史上でも屈指の「謎」として現代にまで語り継がれています。
その事件を「映画史上の謎」と言っても過言ではないドイツのヴェルナー・ヘルツォークが映画化しているとあれば、映画ファンも歴史ファンも「必見」であるのは当然ですが、なかなか鑑賞機会がなく、わたしはこの1974年にリリースされた作品を2017年に初鑑賞しました。
馴染みの俳優も出演してない110分弱、しかし予想以上におもしろく、時間を感じさせなかった。
1828年、ニュルンベルクに突如として現れた謎の少年カスパー・ハウザーは1833年に暗殺される。
ヘルツォークはその課程をかなり克明に、時に大胆な省略も加えながら、力強く描写していく。
ガチャガチャした演出の多い昨今、この図太いシンプルさがとても心地よく鑑賞できる。

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末尾ルコ詩D「実質」篇。末尾ルコ「映画ビギナーのための、最基礎映画鑑賞法」その1。 [吉高由里子]

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●末尾ルコ詩D「実質」篇。

「実質」

よりはっきりと
その実質を見ることが
できる
手の中に

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●末尾ルコ「映画ビギナーのための、最基礎映画鑑賞法」その1。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

ところで「当然のこと」を書きますが、ご家庭で、ぜひ映画をどんどん観てください。
ご家族とお住いならご家族と、お一人でお暮しならお一人で、あるいは、ご家族とお住いでもお一人で観る時間を持ってもいいし、お一人でお暮しであっても、知人、友人、大切な人などと鑑賞してもいい。
もちろん、「映画館での鑑賞」が至上の鑑賞法なのですが、DVD、BD、映画専門チャンネルなどを利用してテレビ画面でもどんどん鑑賞していただきたいですね。
ただ、「未見の映画」をスマホで観て、「鑑賞したつもり」になってはいけません。
本来スクリーンで鑑賞するために創られる映画です。
最低限の画面サイズは必要です。
既に鑑賞済みの映画のあるシーンを観たいとか、そのような用途でスマホを利用するのはいいでしょう。
しかし、「映画はスマホでも観られるから~」なんて言っている「識者」がいますが、「文化破壊」、そして「人間性の破壊」です。
無視するか、時間があれば、反論の一つでもしてやりましょう。

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末尾ルコ詩D「一体」篇。末尾ルコ「『西郷どん』主演でまたしても体重増減の話題が中心となる鈴木亮平に危惧を抱く」。 [吉高由里子]

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●末尾ルコ詩D「一体」篇。

「一体」

海へ潜り、
海と一体になる
となれば
ぼくは

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●末尾ルコ「『西郷どん』主演でまたしても体重増減の話題が中心となる鈴木亮平に危惧を抱く」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

ロベール・ブレッソンの『スリ』を最近観て退屈を感じたというお話をしましたが、映画監督の多くは俳優たちの過剰な演技を嫌っており、そこが映画俳優の難しいところでもあり、おもしろいところでもあるのですね。
映画監督によっては、そして作品によっては、俳優に一切演技をさせない場合もあり、例えばわたしが最も好きな映画の一つであるピエル・パオロ・パゾリーニ監督の『奇跡の丘』はそんな演出方法で大成功しています。
しかし例えばアカデミー賞で演技賞を獲りたいのであれば、「かなり演技演技した演技」が必要になります。

ところでわたしは鈴木亮平という俳優は名前が売れる前から好きなのだけれど、最近では「体重増減」の話題ばかりでいささか辟易しています。
まず「作品」そして「その作品に相応しい演技プラン」あっての「肉体改造」なのに、鈴木亮平の場合はもっぱら「体重増減」の話題ばかりで、演技そのものには滅多に話が至らない。
ちょっと本末転倒状態ですね。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「神秘の質問」で、知性と感性を鍛えるレッスン~「今、世界最高の女優」は誰でしょう?と問われて、「高畑充希!」と答えないように。2017年7月16日 [吉高由里子]

●末尾ルコ「神秘の質問」で、知性と感性を鍛えるレッスン~「今、世界最高の女優」は誰でしょう?と問われて、「高畑充希!」と答えないように。

2016年7月10日に次の文章をアップしました。

・・・・・・

「神秘の質問」で、知性と感性を鍛えるレッスン~「今、世界最高の女優」は誰でしょう?

「質問」。

会話、あるいは人の話を聴く際に、どのような質問をするかでその人の「知性・感性・知識」などがアッという間に明らかになります。

もちろん質問に対する答えからも、「知性・感性・知識」などがすぐに明らかになる。

最近の三島由紀夫賞受賞会見の際の蓮實重彦の態度や、かつてイチローが日本人記者に対して抱いていた強烈なフラストレーションは、「くだらない質問しかしない」質問者に対する怒りから来ています。

では、

・「今、世界最高の女優」は誰でしょう?

という質問に対し、あなたはどうお感じになり、どう答えますか?

・・・・・・

「神秘の質問」という重要テーマは、わたしの有料メルマガでどんどん深めていっております。
ぜひお試しください。

さて、

・「今、世界最高の女優」は誰でしょう?

と問われ、あなたの脳裏にすぐ浮かぶ顔は誰ですか?

もちろん女優の世界、計測できるものではないので、それぞれの解答者の心に浮かぶ女優が「正解」と、戦後日本の民主教育ならそう言われるかもしれないけれど、そうはいかない。
例えば、

・今、「あなたにとって」、世界最高の女優は誰ですか?

という質問であれば、それぞれの人が「自分にとって世界最高の女優」を述べればいいけれど、「あなたにとって」という前提がないのであれば、

・客観性
・より正確な現状認識

が必要とされます。

この質問に対して、

高畑充希!

とか、

エミリア・クラーク!

なんて答えると、(この人、何言ってるんだ??)という話になる。

わたし?
わたしならすぐに

ジュリアン・ムーア

が浮かびますが、どうお感じになりますか?


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末尾ルコ詩D「海の中」篇。末尾ルコ「ロベール・ブレッソンの歴史的傑作『スリ』はつまらないのか?」。 [吉高由里子]

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●末尾ルコ詩D「海の中」篇。

「海の中」

それは
海の中へと
戻る
それは
海の中へと
戻っている

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです。)

●末尾ルコ「ロベール・ブレッソンの歴史的傑作『スリ』はつまらないのか?」

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

ロベール・ブレッソン監督の『スリ』や『抵抗』は映画史上の傑作と見做されているが、たとえば『スリ』は70分台の短い映画だけれど、最近観返したがそれほどおもしろくない。
80分足らずの時間がけっこう長く感じられるのである。
その理由はいろいろあると思うけれど、一つは間違いなく俳優の演技だ。
しかし「俳優」といってもロベール・ブレッソンの映画は多く「素人」を起用しており、それは監督の確固たる創作方針に基づくもので、素人起用で成功している映画も多い。
が、『スリ』の場合は、公開当時はその内容の尖鋭さが衝撃を呼んだのだろうが、「現在の目」で鑑賞すれば、ほとんど台詞棒読み、無表情の主人公を延々見続けるのはかなり退屈だ。

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末尾ルコ詩D「視線」篇。末尾ルコ「本当に恋愛や男女関係に興味があるのなら、『近キョリ恋愛』だけでなく、『レボリューショナリー・ロード』を鑑賞すべきである」。 [吉高由里子]

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●末尾ルコ詩D「視線」篇。

「視線」

その近さと
視線が
ぼくを
奈落から
昇華させる
のさ

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●末尾ルコ「本当に恋愛や男女関係に興味があるのなら、『近キョリ恋愛』だけでなく、『レボリューショナリー・ロード』を鑑賞すべきである」。

末尾ルコ「映画と恋愛講座で知性と感性を鍛えるレッスン」

『近キョリ恋愛』とか観ていたら、(こんなのを「素敵」と真に受ける人ってどうなんだろう)と感じてしまうがいかがなものか?
ま、わたし、小松菜奈チェックということで鑑賞してみたのですけどね。
まあ少女漫画原作で、その原作をわたしは読んでないけれど、そしてもちろんクオリティの高い漫画、少女漫画が無数に存在していることも知っているけれど、多くの「人気」少女漫画は「漫画だからOK」というストーリーや描写が中心であって、軽々に実写化すべきでないことは誰もが分かっているだろうけれど、「多くの原作ファン」を市場にできるということで少女漫画原作がやたらと多い現在の日本映画界なわけなのですね。
わたしは出鱈目な設定、出鱈目な人物描写が際立つトンデモ映画も好きなのだけれど(おもしろければ、ですが)、それらは社会の中心に「真っ当な映画」が存在しているからこそ楽しめるのであって、現在のようにヒットする映画が「トンデモ」中心では困った状況であるとしか言いようがないのである。

というわけで、「恋愛」や「男女の心理」に興味ある方は、と言うか、誰もが興味を持つべきだと思うのだけれど、
サム・メンデス監督、レオナルド・ディ・カプリオ、ケイト・ウィンスレット主演の、

『レボリューショナリー・ロード』

をぜひ鑑賞していただきたいわけですわ。

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末尾ルコ詩D「猫、白き肌」篇。末尾ルコ「キス論~映画『ピース・オブ・ケイク』の失敗を踏まえて」。 [吉高由里子]

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●末尾ルコ詩D「猫、白き肌」篇。

「猫、白き肌」


近くて遠い
その白き肌の
屈託ない笑顔に
ぼくは今、
救われる

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●末尾ルコ「キス論~映画『ピース・オブ・ケイク』の失敗を踏まえて」。

末尾ルコ「愛とキスの話で、知性と感性を鍛えるレッスン」

『ピース・オブ・ケイク』で監督の田口トモロヲは、

「日本映画にリアルなキスシーンを」

という一つの創作目標があったに違いない。
そしてそれはとてもいいのである。
日本映画はキスシーンがとても苦手で、苦手なのは日本人の伝統や文化的な部分から来ているので当然でもあるし、「映画で見せるシーン」として、日本人の外見や雰囲気がキスシーンに合わないという部分ももちろんある。
といっても、やはりずっとそうではいけないというのは、「キス」は愛情や官能を表現する行為として最上の手段の一つである。
『ピース・オブ・ケイク』のキスシーンが残念ながら不発に終わっているのは映画の完成度が不発に終わっていることと連動しているが、ただ実際問題として、日本映画はもちろんのこと、洋画史を紐解いてみても、必ずしも「美しく官能的なキスシーン」は多くない。

「キス」というテーマ、今後も適宜探究していこう。

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