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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~年始のサブ鑑賞は、岩下志麻の『極道の妻』シリーズ。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



もう一度書こう。

22年クリスマスには『ザ・バットマン』を観た。
30日には『シェルブールの雨傘』を観た。
31日、23年1月1日の二日に分けて、スタンリー・キューブリックの『スパルタカス』を観た。
3時間以上の映画で、家ではこのような鑑賞方法をすることもしばしば。
どの作品も、うたちゃんも存分に愉しんでくれた。

それらだけでなく「サブ鑑賞」として、『極道の妻たち』を、もちろん岩下志麻主演のものだが、立て続けに観た。
映画作品としてはチープな作りが目立つプログラムピクチャーシリーズと言えるが、なにせ岩下志麻が出ているだけで幸せである。
岩下志麻、言うまでもなく昭和からの大女優の一人。
が、岩下志麻、ほかの大女優たちとはまた違った「意味」が彼女にはあると明確に認識した。

・・・



31日に買った
白とピンクが絶妙に配分された
薔薇の話をしてみよう

二本の薔薇。
どちらも
白とピンクが絶妙に配分された

・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~年末年始の『シェルブールの雨傘』と『スパルタカス』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



22年クリスマスには『ザ・バットマン』を観た。
30日には『シェルブールの雨傘』を観た。
31日、23年1月1日の二日に分けて、スタンリー・キューブリックの『スパルタカス』を観た。
3時間以上の映画で、家ではこのような鑑賞方法をすることもしばしば。
どの作品も、うたちゃんも存分に愉しんでくれた。

・・・



31日に買った
白とピンクが絶妙に配分された
薔薇の話をしてみよう

・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~22年クリスマス、我が家で観た『ザ・バットマン』、そしてエドガー・アラン・ポウ。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



昨年クリスマス、12月25日は
『ザ・バットマン』を観た。
超メジャーな映画として、よくもまあこれだけダークに陰気に作風としてクリエイトできるものだとまず関心。
これがハリウッドの奥深さでありヴァイタリティであり、米国を中心とする映画ファンのタフさであると再認識。
翻って日本は…とどうしても言いたくなるが、この度は我慢しとこう。

『ザ・バットマン』でバットマンはロバート・パティンソン。
映画『トワイライト』シリーズで、日本を除く世界中のティーン女性の憧れとなったロバート・パティンソンとクリステン・スチュアートだが、その後は大作、ビッグバジェットの映画よりもアート系、インディ系の作品を選んでいる印象。
パティンソンであれば、最近の『グラスハウス』なんか最高だよねえ。
『グラスハウス』はもちろんエドガー・アラン・ポウ原作ではないけれど、アラン・ポウの世界を真に映像化を試みるとすれば、あんな感じになると思う。

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『アデルの恋の物語』の名台詞

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『グレムリン』、アナログの愉しさ。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。




『ゴーストバスターズ』ってリメイクとかいろいろできてるけれど、なんかノレないんだよね。
もともと『グレムリン』の方が好き。
この二作を比較するような書き方をしてるのは、映画史について多少なりとも興味ある方なら分かりますよね。
で、ちょっと前に『グレムリン』、久々に観た、本当にいつ以来だって感じだけど、意外だったのは、フィービー・ケイツの出番が案外少ないこと。
「フィービー・ケイツの映画」というイメージがあったけど、こうして観るとわたしの「誤った記憶」だったわけだ。

中国人が経営する不思議な店で買った未知の、しかしとても可愛らしい「モグアイ」という小動物を買ったことでクリスマスの町が大騒動になるというダークファンタジーだが、「ダーク」ではあるけれどファミリー向けでもある。
しかしモグアイを買った父親が、既に収書奥をしている息子にそれをクリスマスプレゼントにしたというのが何とも既に不思議というか、微笑ましいというか。
どうですかね、既に働いている息子に父親、クリスマスプレゼントしますかね。

ま、それはさておき、モグアイも、そしてモグアイから増殖する悪(笑)のグレムリンも、アナログな特撮満載。
CGに見慣れた人はアナログ特撮、(古臭いな)と感じることが多いのだろうが、いやいや、アナログの方が贅沢な要素、多いものです。
もちろんCGも上手く使ってりゃ素晴らしい効果が生まれるが、そうでもないケース多いからね。
「新しいもの」>「古いもの」という単細胞的な考えは捨てた方がいい。

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『アンモナイトの夜明け』と「映画ファンとは?」という問いかけ。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



『アンモナイトの目覚め』は19世紀英国で女性古生物学者と若い人妻が恋に落ちる映画。
二人とも実際に存在した人物をモチーフとしているが、その設定やストーリーは多くフィクション化されているという。
古生物学者を演じているのがケイト・ウィンスレット、若い人妻がシアーシャ・ローナン。
この二人が共演とあれば、「映画ファン」としては「必見」である。
いや、この一人でも出てたら間違いなく「必見」。

時に「映画ファンとは何か・映画好きとは何か」という議論がネット上などで起こるが、ことは単純ではない。
「ことは単純ではない」ということだけはまず知っておいてね。

『アンモナイトの目覚め』の見ものは、優れた映画はもちろんその作品のすべてが見ものだが、『アンモナイトの目覚め』は二人の女優、世界の若手女優トップランナーとなってから既に久しいシアーシャ・ローナンの相変わらずの鮮烈さももちろんだが、ここはやはりケイト・ウィンスレットの映画女優としての演技と存在感。
一見(ん?)と感じるほどの武骨な外見に仕上げ、しかも無口で無表情な古生物学者を演じるケイト・ウィンスレット。

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『アデルの恋の物語』の名台詞

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『ボンカレーネオ』が旨いと知った2022年終盤のこと。 [「言葉」による革命]


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2022年終盤に気づいたことの一つ。
『ボンカレーネオ』が旨い。

様々なレトルトカレーを試してきたわたしだが、久しく『ボンカレー』シリーズには手を出していなかった。
軽視していたんだ、(まだ日本のカレー文化が浅かった時代にできたレトルトカレーだ、今食べてもそんなに旨いはずはない)とばかりに。
今はいろんなレトルトカレーが出てるからねえ。
とは言え、買うのはせいぜい300円強くらいまで。
500円以上とか、1000円とか1500円とかのレトルトカレー買って口に合わなかったら、(うわあ、やっちまったよ)感、そして後悔はいかばかりのものか。
それはカップ麺も同じことで、高くて250円くらいまでに抑えている。
安くても例えば、『サッポロ一番』の塩味、みそ味など、満足感高いからね。


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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~この凄い顔ぶれの俳優たちの映画とは。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



次の顔ぶれ、見てください。

ダーク・ボガード
ジェームズ・カーン
マイケル・ケイン
ショーン・コネリー
エドワード・フォックス
エリオット・グールド
アンソニー・ホプキンス
ジーン・ハックマン
ハーディ・クリューガー
ローレンス・オリヴィエ
ライアン・オニール
ロバート・レッドフォード
マクシミリアン・シェル
リヴ・ウルマン

凄い顔ぶれですよね。
これら俳優すべてが一本の映画に出ている、と言ったら何か分かりますか?

はい。
分かる人は分かります。
分からない人は分からない。
どんなこともそうだよね。
これが真実の一つ。

これら俳優たちが勢揃いする映画とは、
1977年公開の

『遠すぎた橋』。

第二次世界大戦中の連合軍による「マーケット・ガーデン作戦」を描いた戦争映画大作だ。
 
もう一度『遠すぎた橋』の俳優たちを見てみよう。

ダーク・ボガード
ジェームズ・カーン
マイケル・ケイン
ショーン・コネリー
エドワード・フォックス
エリオット・グールド
アンソニー・ホプキンス
ジーン・ハックマン
ハーディ・クリューガー
ローレンス・オリヴィエ
ライアン・オニール
ロバート・レッドフォード
マクシミリアン・シェル
リヴ・ウルマン

凄いスねえ、一本の映画にこれだけの・・・。
ただ、(続く)

・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


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*ぼくは今、病院でこんな本を。 [末尾ルコ(アルベール)より]

「パーフェクトデイズ」の平山(役所広司)はフォークナーの文庫を愛読する。
ぼくもフォークナーの文庫、「八月の光」を病院に持ち込んでいる。

他にもぼくは今、

金原ひとみの「マザーズ」
三島由紀夫の「禁色」
太宰治の「津軽」
「フランス名詩選」 
「アメリカ名詩選」を

病院に持ち込んで読んでいる。
いずれも存分におもしろい。
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~ある大きな幸福、『地獄の黙示録』と『ディアハンター』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



さて最近オリヴァー・ストーン監督の『プラトーン』を観たけれど、(賞味期限切れてるな)と感じた。
そして我が愛する戦争映画二本、その二本のクオリティは永遠性を帯び、決して賞味期限切れしないとあらためて感じた。
その二本とは、
『地獄の黙示録』と
『ディアハンター』

この二本はもう「人間を超えた境地」の映画であって、語り始めると千夜を費やしても足りないだろう。
『ディアハンター』のあまりに有名なロシアンルーレットのシーン。
「ベトナム戦争中、ロシアンルーレットなどやってなかった」「ベトナム人差別だ」などという批判があることも分かっているし、そうした意見は正しいのかもしれない。
しかしそうであっても、あまりに凄いのが『ディアハンター』であって、その中のロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケンなのだ。
この二本を封切時映画館で鑑賞したわたしは映画ファンとしてこの上なく幸福な人間だ。
「本当にすごいもの」を目撃できたのだから。

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~映画とは「恐怖を恐怖として恐怖する」こともできるし、「恐怖さえ快感として愉しむ」ことも可能。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。




近年戦争映画として、『ダンケルク』、『1917 命をかけた伝令』、あるいは少し前の『ブラックホーク・ダウン』など、それぞれ観応え十分だけど、「人間」はほとんど描かれてなかった。
その意味でも『パットン大戦車軍団』の価値は不動であり、それどころかCGなど特殊効果にほとんど頼らない戦闘シーンなど、今後価値が上がる一方ではないかと想像できます。
わたしが子どもの頃、戦争映画のクラシックとして既に『史上最大の作戦』、あるいはフランス映画『パリは燃えているか』などがよく知られていたけれど、前者はノルマンディー上陸作戦を中心として描かれていて、まあ連合軍を英雄的に描いているわけだ。
戦争を英雄的に描くという風潮はベトナム戦争終結後から気迫となり、同じくノルマンディー上陸作戦を描いた『プライベート・ライアン』は、上陸時に待ち受けていたドイツ軍の猛攻を浴び、身体のあらゆる個所を破壊され無残に死んでいく、あるいは泣き叫び、もだえ苦しむ連合軍兵士たちが描かれている。
英雄的とは真逆の表現だが、もちろんいかなる戦争映画もその描写がどれだけリアリティあるか、それは分からない。
ただ「戦争」というものを疑似体験しようというのであれば、映画館で優れた戦争映画を観賞するに勝るものはないだろう。
大画面、そして大音響・・・戦場と異なり基本安全な空間だけれど、戦争の恐怖の一端をヴィヴィッドに体験できるし、あるいは派手な戦闘シーンをエンターテイメントとしてカタルシスとともに愉しむという「悪徳」をも経験できる。
そう、映画とは「恐怖を恐怖として恐怖する」こともできるし、「恐怖さえ快感として愉しむ」ことも可能な、極めて重層的芸術なのだ。
子どもっぽい似非ヒューマニズムだけで映画を語ってはならない。

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