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●『うたコン』にてももクロの「行くぜっ!怪盗少女」を初めて観たわたしが「ソバット」という言葉に反応し、猪木の「延髄切り」の起源について想起するのも当然の流れである。 [「言葉」による革命]

●『うたコン』にてももクロの「行くぜっ!怪盗少女」を初めて観たわたしが「ソバット」という言葉に反応し、猪木の「延髄切り」の起源について想起するのも当然の流れである。

末尾ルコ「音楽とプロレスの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

ももいろクローバーZのメンバーって、20代前半なんですね。
いやわたし、グループアイドル関係の情報は極力避けていたもので、ももクロという存在は知っていたけれど、その活動やメンバーについてなどまったく知らなかったし興味もなかった。
NYヤンキースの田中将大がももクロファンで、ヤンキースタジアムで入場か何かの時にももクロの曲を流しているという話を聞き、(ニューヨークで日本のアイドルグループの歌を流すか?)と、わたしの中で同投手の評価がグッと下がったものだ。
まあ現在野球にはほとんど興味ないですけどね。
で、ももクロの存在はもちろん知っていて、ずっと前から活動しているのも知っていたので、てっきりもう20代後半くらいかとイメージしていたが、まだ皆20代前半というわけで驚いた。
早くからデビューしてたのだね。
まあ演歌歌手も10代でデビューするケースは多いのだけれど。

なぜ今わたしがももクロの話をしているかと言うと、5月9日の『うたコン』に我がミューズ山田姉妹が出演ということで、普段は歌番組は録画して観ているのだけれど、「山田姉妹 生放送」となれば、威儀を正してリアルタイムで観なければというファンとして当然の行いをしたまでである、と。
山田姉妹は何と丘みどりとコラボでテレサ・テンの曲を2曲熱唱。
この素敵なステージについてはまたじっくり書いていくけれど、生放送視聴だったから、普段は録画で早送りするような(笑)歌手も観る機会となったわけである。

で、その日の『うたコン』トリを務めたのがももクロなわけで、曲は『行くぜっ!怪盗少女』(https://www.youtube.com/watch?v=-esKIAV1scY
観客を入れたライブステージだったので、この動画よりもアクションは激しかったですな。
さすがに、(よく動くな)と感心はしたし、楽曲も悪くないと思った。
ちなみに、作詞・作曲・編曲は、前山田健一である。
歌詞の中に「ソバット」という言葉が入っていて、その時メンバーがソバットを入れるアクションをするわけだが、あ、ソバットというのは「後ろ下痢」、いや「後ろ蹴り」のことである。
このあたりのポップさはなかなかおもしろいなあとは感じた。

「ソバット」と言えば真っ先に初代タイガーマスクのローリング・ソバットを思い出す。
まああれだけ綺麗にローリング・ソバットを繰り出せるプロレスラーはいまだ存在しないのではないか。
しかも基本、きっちり相手に当たっていた。
有名な話なのだけど、アントニオ猪木が全盛期を過ぎた時期、延髄切りの体勢になると、当たる前から相手レスラーが回転しながら倒れるというパターンが増えてきて、(もう、どうにかしてよ~)と思っていたものだ。
わたしの記憶では、猪木が大きな試合で延髄切りを使ったのはチャック・ウェップナーとの異種格闘技戦であり、当時は本当に鋭くてカッコよかったものだった。

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いっぷく

動画削除されてますね。私も経験あるのですが、ブログの記事である動画を紹介すると、なぜかその動画が削除されているのです。誰かが告げ口したのでしょうが、わざわざこっちがブログで紹介したときにすることないじゃない、とフンガイしたものです(笑)
ももいろクローバーZは名前だけ聞いたことありますが、実際の活動はネットの動画ですら見たことありません。今回確認できる機会だったんですけどね。
ソバットですか。サンダー杉山を思い出しました。ソバットで相手の急所を蹴るのです。ちゃんと入ってましたね。で、同じぐらいサンダー杉山もやられるのですが。おぅっーとうなりながら、前を抑えて倒れ込むのです。客席からは笑い声が漏れて。TBSがゴールデンタイムで急所蹴り合戦を放送していたんです。

>アントニオ猪木が全盛期を過ぎた時期、延髄切りの体勢になると、当たる前から相手レスラーが回転しながら倒れる

馬場の場合は、ロープによっかかって足を上げている時に相手がぶつかってくれていましたが、一応それは相手が本当にぶつかっているので、そのほうが誠実ですね(笑)でも上田馬之助は正面から受けてなかったですけどね。きわめっこが強いだの人格者だのといわれていましたが、私は16文をちゃんと受けない上田を見ると、どうもそのへんが怪しいと思っているのです。
その点、グレート草津はオープンタッグで、全国ネットの試合で思いっきり16文カウンターを受けて負けてましたね。元付き人として飲み屋の勘定を払わせるとか馬場に迷惑ばかりかけた罪滅ぼしかもしれませんが、テレビ東京のディレクターや高杉正彦のインタビューによると、そのオープンタッグをきっかけに国際プロレスはいよいよ客足が落ちて経営が苦しくなったらしいです。他団体に惨敗するのは決定的なイメージダウンになったんでしょう。吉原社長は全国ネットの日本テレビに出られるからと喜んでいたらしいですが。

>乱暴な行為を行う男が「実は優しい、いい男だった」

こういう発想、よくありますね。「見かけによらない」方が面白いというか、たとえば悪役俳優が私生活では優しいとかいう話がむしろ順当に思うなど、表向きと実際は違うのだろうと勝手に解釈してしまうことがあります。
私も色々あったので実名は伏せますが、芸能人のプライバシー暴きや言いがかり裁判などが得意な俗悪スキャンダル出版社の社長が、付き合いのある出版社の編集者から「どんな怖い人かと思ったらいいいオジサマに見える」といわれて「そうでしょう」といい気になっていることがありましたが、私が知る限りそんなことはありませんでした。えげつないものを出版できる人はやはり人格もその程度です。
もちろん、クリエーターとして、えげつないものを出版できる信念の強さと言うか、それはあながち否定すべきものではないかもしれませんが、両立し得ないキャラクターは興ざめですね。創作だからこそディテールはリアリティがほしいところです。
by いっぷく (2018-05-19 03:54) 

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