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『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』 ブログトップ
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〈「言葉」による革命〉・・・『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その102。プチ土佐弁講座付。2016年3月3日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その102。プチ土佐弁講座付。

▲「帯屋町と薊野で漂流」

「うわあ!時計屋や!時計屋や!!」
 大西時計店を目前にしたパオパオコロっ子が叫んだ。
「ああ!かっちょえい時計がいっぱいあるでえ!100円で買えるかにゃあ!?」
 別のはちきんキッズが騒ぎ出す。
「あほう!今は108円よや!」
 と恥の上塗りを叫ぶまた別のはちきんキッズ。
 しかしはちきんは「そのくらい」のことは知っている。
 大西時計店が百円内外の時計を売る店ではないことくらい。 
 行進後方でどっと冷や汗を吹き出すはちきん。
(お~の、こいたあらあ、恥かかせるなちや!だいたいそんなこと言いよったら、おんちゃんらあが怒りにくるじゃいか!ああ!いかん!コロっ子が店へ入りかかっちゅうじゃいか!)


※この小説は(もちろん)フィクションです。

※とっても可愛いのに何をやっても上手くいかないヘンなぼっちゃんを応援しよう!

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〈「言葉」による革命〉・・・『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その101。プチ土佐弁講座付。2016年2月29日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その101。プチ土佐弁講座付。

▲「帯屋町と薊野で漂流」

ここではちきんの心理を描いた土佐弁を標準語に訳さねばなるまい。
リアルな現在土佐弁の感覚を味わってくれたまえ!

(お~の。こりゃちっとめったちや。こんなにおっこうになるとは思わんかったきねえ。いやあ~、こいたあらあ、こんなに大声出いたらおんちゃんが怒りに来るかもしれんじゃか~)



標準語

(うひゃあ。こりゃまいったなあ。こんなに大袈裟になるとは思わなかったからねえ。いやあ~、こいつら、こんなに大声出したらおじさんたちが怒りに来るかもしれんじゃないか~)


※この小説は(もちろん)フィクションです。

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●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その99。プチ土佐弁講座付。2016年2月24日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その99。プチ土佐弁講座付。

▲「帯屋町と薊野で漂流」

マニタンゴ!マニタンゴ!
  マニタンゴ!マニタンゴ!
    マニタンゴ!マニタンゴ!

マニタンゴ!マニタンゴ!
  マニタンゴ!マニタンゴ!
    マニタンゴ!マニタンゴ!

マ~ニタンゴ!マニタンゴ!
  マ~ニタンゴ!マニタンゴ!
    マママママママママニタンゴ!
マママママママママニタンゴ!

 シュプレヒコールだ!
 シュプレヒコールだ!
まるでパリの五月革命だ、とは誰も思わないだろうが、ともあれはちきんキッズが帯屋町アーケード街を「マニタンゴ!」を連呼しながら練り歩いている。
はちきんキッズの中にはお馴染みの玉井たまるか子がいる。 
パオパオコロっ子の姿も見える!
そしてはちきんキッズを率いるはちきんは、はちきんは・・・。
ああ!!
なぜだ?
どうしてだ!?
ホワア~~イ??
 何で?何でえ??
はちきんキッズの帯屋町行進を誇らしげに指揮しているかと思いきや、はちきんときたら後ろの方で青い顔をしているではないか!
どうした、はちきん!?
行進は大西時計店の前へとさしかかろうとしている。


※この小説は(もちろん)フィクションです。

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〈「言葉」による革命〉・・・『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その98。プチ土佐弁講座付。2016年2月21日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その98。プチ土佐弁講座付。

「メロメロとヘンなぼっちゃん 土佐町でコーク」篇。

ああ、ヘンなぼっちゃん!
確かにどことなくマイメロに似たメロメロはコークの瓶を「ふりふり」しなかったね。
その代わりに投げちゃった。

ああ、ヘンなぼっちゃん!
メロメロは約束を守ったさ。
でもこれなら「ふりふりの方がましだった」と思っているかもしれないね。

コークは土佐町の道に落ちて割れちまった。
しかもメロメロときたら、

「あ、割れちゃったあ!片づけといてね、ヘンなぼっちゃん!」
とくる!

こうなればヘンなぼっちゃんは、
ただただ

「いやあああああああ~~ん!」

だ!

※この小説は(もちろん)フィクションです。

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〈「言葉」による革命〉・・・『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その97。プチ土佐弁講座付。2016年2月18日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その97。プチ土佐弁講座付。

「メロメロとヘンなぼっちゃん 土佐町でコーク」篇。

「さあ、メロメロ!この青春の象徴であるコークをもっと美味しくしてえ!」
「任せて、ヘンなぼっちゃん!!」

と、きいんと冷えたコークの瓶をメロメロに渡したヘンなぼっちゃん。
その瞬間だった!

ぽ~~~~い!!

メロメロによっておもむろに宙へ投げ出されたコークの瓶は土佐町のとある道へ落ち、がちゃ~~~んと音をさせて割れた。


※この小説は(もちろん)フィクションです。

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〈「言葉」による革命〉・・・『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その96。プチ土佐弁講座付。2016年2月15日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その96。プチ土佐弁講座付。

「メロメロとヘンなぼっちゃん 土佐町でコーク」篇。

「メロメロを疑うわけないよ!でも本当にふりふりしない?」
 と不安そうなヘンなぼっちゃんだが・・・。
「ふりふり?するわけないじゃない!」
「そ、そうだよね!メロメロがそんな意地悪をするわけないよね!ぼくが悪かったよ、メロメロ!」
「ヘンなぼっちゃん!」
「メロメロ!」
 友情が復活し、山岡壮八描くところの吉法師と竹千代のごとく見つめ合う二人。
 この瞬間、素直で素朴なヘンなぼっちゃんはこれまでメロメロにどんな目に遭わされてきたか見事に忘れ去っていた!
「さあ、メロメロ!この青春の象徴であるコークをもっと美味しくしてえ!」
「任せて、ヘンなぼっちゃん!!」


※この小説は(もちろん)フィクションです。

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〈「言葉」による革命〉・・・『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その95。2016年2月12日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その95。プチ土佐弁講座付。

「メロメロとヘンなぼっちゃん 土佐町でコーク」篇。

「ふ~~ん、ところでヘンなぼっちゃん。美味しいコカ・コーラの飲み方教えてあげるわ」

とどことなくマイメロに似たメロメロに言われたヘンなぼっちゃんだが、さすがにちょっと前、レスカを「ふりふり」されて「ブシューッ!」になったことを忘れてはいなかった。
(メロメロったら、また「ふりふり」するんじゃないでしょうねえ~)
 と思ったヘンなぼっちゃん、控え目に、けれどやや不審げにメロメロの方を見る。
「あれ?どうしたの、ヘンなぼっちゃん?わたしを疑ってるんじゃないでしょうね?」
 梅雨時の蛙がげこげこ鳴いている土佐町のとある場所、問い詰められると強く出られないヘンなぼっちゃん、
「メロメロを疑うわけないよ!でも本当にふりふりしない?」
 と不安そうなヘンなぼっちゃんだが・・・。

※この小説は(もちろん)フィクションです。

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〈「言葉」による革命〉・・・『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その94。プチ土佐弁講座付。2016年2月9日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その94。プチ土佐弁講座付。

「メロメロとヘンなぼっちゃん 土佐町でコーク」篇。

ここは土佐町。
高知県の土佐町。
時は2015年6月。
梅雨の晴れ間のお昼時である。

「やっぱりコークは青春のシンボルさ!」
 などとのたまいながら瓶入りコカ・コーラを左手で持ち、可愛くも誇らしげなヘンなぼっちゃんがいる。
 そこへ近づいてきたのがどことなくマイメロに似ているメロメロだ。
「へえ~、ヘンなぼっちゃん、何飲んでるのお?」
「あ、メロメロ!夏はやっぱりコークさ!」
 と素朴で可愛いヘンなぼっちゃん。
「ふ~~ん、この前は〈夏はレスカさ!〉なんて言ってたような。ま、いっかあ!」
「いやあ、メロメロ!痛快な日だねえ、今日は!」
 と明朗にしてカワユイヘンなぼっちゃん。
「ふ~~ん、ところでヘンなぼっちゃん。美味しいコカ・コーラの飲み方教えてあげるわ」
 ここでさすがに素朴なヘンなぼっちゃんにも嫌な予感が走った!


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[ダイヤ]「言葉」による革命・「美」による革命[ダイヤ]  「末尾ルコ 革命広場」/「末尾ルコ 会話芸術」高知(土佐)薊野より全国、世界へ ●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その146。プチ土佐弁講座付。2016年2月6日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その146。プチ土佐弁講座付。

突然のはちきんの大声にキッズたち、ビクッとなって、ピョ~ンだ。
(しめしめ、PCが起動せんかったがを誰っちゃあ気付いてないにゃあ。やっぱりキッズはえいよ!)とほくそ笑んだはちきん。
「なあに、おやびん?」と声を揃えるキッズ。
「のう、キッズよ。見てみい、この北川村を!」
と、大きく腕を拡げるはちきん。
その背後に緑豊かな北川村の山間部が拡がる。
「は~~い、見ましたあ!」
そしてはちきん、腕を組み、
「どうでえ、キッズよ。どう思うでえ?」
と問いかける。
キッズたち、目をキラキラさせているものの、明らかにどうも思っていない雰囲気。
鼻くそをほじっているのが約2名。
(こ、こいたあらあ・・・)

※この小説は(もちろん)フィクションです。

※とっても可愛いのに何をやっても上手くいかないヘンなぼっちゃんを応援しよう!

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●子供たちの国語力を上げる!
あなたの言語能力を上げる!

高知を「日本史上初の自由・知性・美の革命運動の地」とする。
高知を「世界最高の日本語を使う場所」とする。
 ↓
高知で暮らせば「世界最高の日本語」を身に付けることができるという認識を日本国内、そして海外に広める。

高知は「日本史の流れを変えた革命の地」として歴史に残り、住民は誇りを持って暮らし、他地域から訪れる人、移住する人も絶えることがない。

※そんなこと不可能だとお思いですか?私は可能だと考えています。そのためにあなたのご参加が必要です。


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〈「言葉」による革命〉・・・『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その93。プチ土佐弁講座付。2016年2月6日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その92。プチ土佐弁講座付。

(まてえよ・・・マニタンゴやったかにゃあ~。う~む、「マニ」まで合うちゅうと思うけど・・・。いかん思い出せん。まあえいわ!)
 と、はちきんの思考はだいたいこうなる。
(とにかくのう、今日のマニタンゴはあていの活動でうんと大事やきにゃあ!)
 自らに気合いを入れるはちきん。
 時は2015年7月某日。
 しかしはちきんはこの「マニタンゴ」が「なぜ大事か」という点についてもはっきり分かっていない。
「何となく、大事かもしれんちや。いやちや、もう」てな具合である。

「おっしゃあ!はちきんキッズ!マニタンゴ、行くぜよおお!」
「マニタンゴや!マニタンゴや!!おお!!」

大丈夫か、はちきん!?
負けるな、はちきんんんん!

※この小説は(もちろん)フィクションです。

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