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●山田姉妹へのメッセージ「アメージンググレイス」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「アメージンググレイス」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を磨くレッスン」

「アメージンググレイス」、こうしてあらためて歌詞を見させていただくと、キリスト教的「恵み」の典型的な風景が広がっていることが分かります。例えばこの歌詞が、マグダラのマリアの、あるいは聖パウロの心情を描いていると言われれば、(なるほど)と思うでしょう。そしてまた、お二人の造形する美とともに、深い愛を感じた次第なのです。「おまけ」、とても愉しかったです。「黒くなる」って、シュールなお言葉、麗様らしくてス・テ・キでム・テ・キ♪




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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年4月21日 [愛の景色]

君が談笑している姿は
必ずしも嬉しくはなかったけれど

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌196日目~チリ産のレッドグレーブと「㐧一パン」の『クランベリーチーズ』を食べながら『ドライヴ』を観て、その歴史的キスシーンを堪能。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と食の話題」

4月16日(木)手術後390日目
退院後196日目

そんなこんなの4月、ある夜。
わたしは母と『クランベリーチーズ』を食べながら、これは「㐧一パン」の、つまり第一屋製パン株式会社のパンなのだけれどね。
チリ産のレッドグローブも食べながら、麦茶を横においてニコラス・ウィンディング・レフン監督の『ドライヴ』を観ていた。
そう、ライアン・ゴズリングの、キャリー・マリガンの『ドライヴ』。
1回目は東京の映画館だった。
その後どうだろう、今回で5回目くらいになるだろうか。

ところで第一屋製パン株式会社『クランベリーチーズ』はクランベリーとチーズがコンセプトでありしかも柔らかい食感でまずは満足できる味。
なにせチーズもクランベリーも好きなので。
と言ってもブルーベリーと違ってクランベリーそのものはあまり食べたことがない。

チリ産のレッドグローブに関しては今年から食べ始めたのだけれど、瑞々しくて美味しいですね、これ。
あ、レッドグローブとは葡萄なのですが、大きめの粒で赤紫色です。
葡萄自体ずっとほとんど食べて来なかったんですよね。
子どもの頃はよく食べていましたが。

「チリ」って言うと、ちょっと贔屓したくなるところがあるんです。
中南米には前から興味があるのですが、何となくチリに一番ロマンティシズムを感じます。
何せ南米大陸の端っこで細長いし、アジェンデ連合政権がクーデターによって倒れ、ピノチェト軍事政権が成立した過程は現代史の中でも、無責任な書き方を敢えてすれば、ドラマティックです。
『サンチャゴに雨が降る』という映画があって、原題はフランス語でIl pleut sur Santiago。
この政変を題材としています。
主演はジャン=ルイ・トランティニャン。
これだけで「必見」マークが付きますね。
アニー・ジラルドやビビ・アンデショーンも出演しています。
どちらかと言えば不器用な手触りの映画。
だから印象も強い。
音楽はアストル・ピアソラです。

いや今回は『ドライヴ』のお話をしなければなりません。
この作品のライティングや音響の素晴らしさ凄まじさは本来であれば映画館で、あるいは少なくともできるだけ大きな画面で鑑賞するべきでしょう。
つまりは、孤独な男が孤独な女とその子どもを命懸けで守るお話。
そこには愛の一つの姿がカリカチュアされて描かれているのですが、その凝縮がエレベーター内のキスシーンであるのは言うまでもない。
欧米ではよく「映画史上に残るキスシーン」ランキングをやっているけれど、『ドライヴ』のキスシーンは、わたしとしてはその上位に挙げたい。

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