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●末尾ルコ デヴィッド・クローネンバーグについてのフラグメント。 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ デヴィッド・クローネンバーグについてのフラグメント。

わたしはデヴィッド・クローネンバーグのファンですが、『イースタン・プロミス』の格闘シーンに(これじゃ、倒れないだろう)という一瞬間があって、いまだ印象に残っています。
あるシーンで、ですね。
でももちろん『イースタン・プロミス』は大好き。
クローネンバーグ、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』からはすべて好きです。
特に最高は『マップ・トゥ・ザ・スターズ』。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年4月26日 [愛の景色]

4日ほど会わなかったらもう
懐かしい気がすると言えば
とても大袈裟だけれど
何と君がわたしの心の
一つの重しになっているのに気づく
前から知っていたのかもしれない
けれど君の存在が無意味だと
確かにそうなった日々を思えば、
君が小走りにスーパームーンを見に
ドアの外まで行ったのも不思議
近い将来またゼロに
なる未来が予定されているとしても

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌201日目~「マチルダ」のカリスマと、アイコン ジーナ・ローランズの『グロリア』。「コロナ後」はまだまだ遠い、GW、そして夏に向けての具体的方針が必要。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と社会観察の話題」

4月22日(水)手術後395日目
退院後201日目

「殺し屋と少女」という組み合わせ・・・映画史上どのくらい現れたのだろうか。
その代表作としてすぐ浮かぶのがリュック・ベッソン監督の『レオン』だろう。
その成功はあまりにフォトジェニックでカリスマ性に満ちた「マチルダ」を演じたナタリー・ポートマンと武骨で大柄、髭面のジャン・レノのこれ以上ないほどのヴィジュアル的バランスによるものであり、「殺し屋と少女」ではないが強烈なヴィジュアルで思い出すのが、少年を守りながらマフィアからの逃走を繰り広げるマフィアの女、そうジョン・カサヴェテス監督の『グロリア』がある。
赤の他人の男の子を(守る)と決意した瞬間、グロリアはかつての仲間であるマフィアに向けて銃撃する・・・その真の意味でのカッコいい姿は公開当時のポスターやチラシ(フライヤとは呼ばない)に使われているし、映画史上の(いい意味での)ポップアイコンの一つともなっている。
ジョン・カサヴェテス監督の映画はすべて観返したいし、クオリティだけであれば『グロリア』よりも優れた作品もあるけれど、いややはり『グロリア』は特別だ。
何よりも強靭なまでにハードボイルドだし、真のハードボイルドの魂があるし、何よりも何よりも、ハードボイルドヒロインとしてのジーナ・ローランズを映画史の中へ定着させたことは大きい。

・・・

つい2月くらいまではまだまだ(まあコロナも日本ではそこそこで収まるのでは)くらいに思っていたが、それから2カ月経つか経たないかの期間で日本社会も大きく変わってしまった。
「コロナ後の世界」を予想する記事なども見かけるけれど、「コロナ後」なんて本当に来るのか今の段階では覚束ない。
もちろん確実に効果のあるワクチンが開発されたり、多くの人々に免疫ができたりということになれば本格的に「コロナ後」となるのだろうが、それが容易ではないことは誰でも分かっているだろう。
もちろんわたしも早く「コロナ後」が来ることを切望しているし、その構想は常に試行していなければならない。
けれどそれ以前に、「コロナ真っ最中の現状」の中でどう生きるかを突き詰めて考え、行動し続ければならないと思っている。

まず日本における喫緊の課題としては、GW中の移動をどう抑制するかであり、そのために全国に緊急事態宣言が適用されたのだろうが、より具体的な方針を打ち出すべきではないか。
そうでなければ必ず少なからぬ人々の「異動」「濃厚接触」が起こるのは間違いないと思う。
そしてすぐに夏休みの時期も来る。
この時期に生徒たちの状況はどうなっているか、帰省に関しても政府としての方向性をアナウンスするべきではないのか。
「帰省を控えてください」なんてこと誰も言いたくなかろうが、現状を見れば早め早めに検討し、「最悪の場合はこうなる」旨を発信していくべきだと思う。

・・・

GW、4月25日土曜日、高知、街の中心街には人出が少ないというけれど、中心を少し離れると車の動きがいつもの土曜とは違う。
そわそわした、いささか浮かれたGW仕様の雰囲気。


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