●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『ジャンヌ・ディエルマン、ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』ではないけれど、うたちゃん生涯ベストに新たな映画が! [「言葉」による革命]
わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。
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『ジャンヌ・ディエルマン、ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』はほとんどデルフィーヌ・セイリグ(セリッグ)のみの物語だが、そのデルフィーヌ・セイリグにして一度もクローズアップされない。
デルフィーヌ・セイリグを含め、登場人物の誰も感情を露わにしない。
「映画音楽」もないし効果音もない。
ただ音は大きく響く。
日常の音が大きく響く。
『ジャンヌ・ディエルマン、ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』、わたしにとっては「映画史上最高」とはならないが、大好きな作品となった。
このような作品があるから「映画は映画」なのであり、映画ファンとして勇気づけられる。
そして何とうたちゃん(母)も、この長尺のあからさまに全英映画を大いに愉しんで鑑賞してくれた。
わたしの入念な解説付きであるとは言い条、87歳で『ジャンヌ・ディエルマン、ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』を愉しめるなんて、我が母であるけれど誇らしい。
普通20台でもこの映画、愉しめないぜ。
そんなうたちゃんだけど、生涯ベスト映画に追加がある。
『エデンの東』。
これも今まで何度となく(うたちゃん)も鑑賞しているけれど、この1月の鑑賞が最高度に感銘を受けていた。
だからいい映画、一度の鑑賞じゃダメなんですね。
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『アデルの恋の物語』の名台詞
「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」
『バベットの晩餐会』の名台詞
「芸術家は貧しくならないんです」
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眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞
「それはそれ 恋は恋」
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