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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~日本における実写映画をもっと愛せ!~歴史的大女優と化しつつあるケイト・ブランシェットの『キャロル』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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実写映画の危機。
日本に関してはまったくこの通りだ、もうずいぶん前から。
しかし実写映画をずっと愛しておれば、『ザ・ホエール』のブレンダン・フレイザー、よもやのここへ来ての炸裂など、「人間の営み」の凄まじさに出会える可能性が広がる。

さて今年の米アカデミー賞、主演女優賞はケイト・ブランシェットが本命視されている。
今や歴史的大女優の一人となりつつあるケイト・ブランシェット。
彼女をスターダムに載せた『エリザベス』はもちろんのこと、『キャロル』、そして『ブルー・ジャスミン』をとりわけ愛するファンは多いだろう、わたしもそうだ。

特に『キャロル』は近年の大傑作のひとつ。
ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラは映画史上の「完璧カップル」の一つ。
例えば『男と女』のあぬーく・エーメとジャン・ルイ・トランティニャン、『離愁』のロミー・シュナイダーとジャン・ルイ・トランティニャン…そのくらいのレベルではないかと。ハリウッドの神話である『カサブランカ』のボギーとバーグマンとまでは行かないけれど。『カサブランカ』は「別枠」だけれど。

『キャロル』、ブランシェットはもちろんのこと、ルーニー・マーラの美しく麗しい表情と瞳の演技…素晴らしく映画的である。
パトリシア・ハイスミスの原作も素晴らしい。
おもしろく退屈せず、腹が据わり、芯が太くデリケートである。


「詩」by末尾ルコ

なにせ本当に春を連れてきたようだったから


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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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