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極限の愛、日常の愛、その言葉 2019年6月6日 [愛の景色]

けれど人間生きている限り、
「恋」はしているべきだしね、
どうしたものだろうね

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●我が母、心臓バイパス手術後闘病記74日目~母はなぜある看護師を罵倒していたのか~医療スタッフの無神経な言動について。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後闘病記74日目~母はなぜある看護師を罵倒していたのか~医療スタッフの無神経な言動について。

末尾ルコ「母の話、健康医療の話」


6月1日(土)手術後74日目
転院39日目

5月31日午後4時、もう既にわたしは「面会」ではなく、「付き添い」という形にしているのだけれど、少しカフェへ出てから病室へ帰ってきたときのことだった。
ベッド上の母がいきなり激昂を始める。
興奮しているので話の中身はよく分からない部分が多かったが、言いたいのはだいたい「さっき急に大勢の女が入ってきて、何か悪いことをした」ということのようだ。
ちょうど看護師の一人が入ってきた。
母に近づいて何かしようとすると、母は両手と上半身を使って拒否。
半ば取っ組み合いのような形になる。
興奮が増した母は、大声でその看護師をなじるのであるが、わたしがどうにか仲裁をする形でとりなした。
わたしがいなければどうなっていたことか。
看護師に何か母の言うことに思い当たることがあるか尋ねてみると、
「センサーに具合が悪かったので、数人で入ってきてチェックしていたが、何か悪いことを言ったりしたことはない」と言う。
わたしはその場面を見ていなかったのでこの言の真偽を判定はできないが、概ね彼女が言っている通りだったのかもしれない。
しかし、である、例えば目的はセンサーチェックであったとしても前日に転倒不全骨折で気落ちしている患者に対して、「女数人で入ってきた目的」をしっかり説明したのか。
それは甚だ怪しいと思う。
この日まだリカバリールームにいた時に、わたしは病院側から何ら積極的な説明はされなかったし、母が朝食を食べた後も薬は置きっぱなしで飲ませには来ない、歯磨き・歯ブラシは置いていても、口をゆすぐための容器は置いてないという有様だった。
そしてもう一転、とても重大な医療側の態度に対する疑問だが、悪口とかではないにしても、患者の尊厳や誇りを傷つけるような言動はしてないか。
これに関してもわたしははっきり、「している」と断言できる、もちろんんすべてのスタッフではないにしても。
例えば母が転倒不全骨折した際も、センサーが反応しなかったのであれば大問題で、場合に寄ったら病院側の管理ミスを追及せねばならないが、転倒事故後にセンサーの反応チェックをスタッフたちは笑いながらやっていた。
そのセンサーの不具合が、母の人生を大きく左右している可能性もあるにも関わらず、である。
そしてこれは今後何度でも繰り返して書くけれど、件の薄笑い医師の放った言葉、

「正直、厳しいですね」

これは断固として許し難い。
心臓バイパス手術を乗り越えてようやくリハビリもいいところまで来ている母に、リスクが分かっていながら転倒を許した病院の、しかもまともに母の治療も診察もしたことのない医者が何を言うか!

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