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●末尾ルコ偏愛、お薦め「恋愛映画」トップ5。~『ルートヴィヒ』、あまりに美しいロミー・シュナイダー、ヘルムート・バーガー。 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ偏愛、お薦め「恋愛映画」トップ5。~『ルートヴィヒ』、あまりに美しいロミー・シュナイダー、ヘルムート・バーガー。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

それにしてもルキノ・ヴィスコンティ、よくぞロミー・シュナイダーとヘルムート・バーガーで『ルートヴィヒ』を撮ってくれたものである。
ルートヴィヒ2世以外何者でもないヘルムート・バーガー。
エリザベート本来の姿とはさほど似てないが、若き日から「シシー」を演じてきた不世出の大女優である。

『ルートヴィヒ』の中でこの二人が一緒に画面に映るシーンはさほど多くないだけに、すべてが人類の宝石だと言える。

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●1972年のヒット曲「純潔」を欅坂が歌ったら?そして欧陽菲菲の現在はいかに? [「言葉」による革命]

●1972年のヒット曲「純潔」を欅坂が歌ったら?そして欧陽菲菲の現在はいかに?

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

1972年は全日本プロレスと新日本プロレスが旗揚げした年である。
わたしは既に高知で生息していて、もう「もの心」はついていたと言えるだろう。
しかしプロレス観戦はまだ始まっていなかった。
では1972年の日本、どのような音楽がよく聴かれていたのか。

オリコンによる1972年のヒット曲トップ40が次のような顔ぶれである。

1 宮史郎とぴんからトリオ「女のみち」
2 小柳ルミ子「瀬戸の花嫁」
3 ビリーバンバン「さよならをするために」
4 よしだたくろう「旅の宿」
5 平田隆夫とセルスターズ「悪魔がにくい」
6 天地真理「ひとりじゃないの」
7 小柳ルミ子「京のにわか雨」
8 ペドロ&カプリシャス「別れの朝」
9 天地真理「ちいさな恋」
10 青い三角定規「太陽がくれた季節」
11 石橋正次「夜明けの停車場」
12 欧陽菲菲「雨の御堂筋」
13 天地真理「虹をわたって」
14 よしだたくろう「結婚しようよ」
15 チェリッシュ「ひまわりの小径」
16 尾崎紀世彦「愛する人はひとり」
17 麻丘めぐみ「芽ばえ」
18 三善英史「雨」
19 森田健作「友達よ泣くんじゃない」
20 アンディ・ウィリアムス「ゴッドファーザー 愛のテーマ」
21 奥村チヨ「終着駅」
22 ニール・リード「ママに捧げる詩」
23 橋幸夫「子連れ狼」
24 ハニー・ナイツ「ふりむかないで」
25 ポップ・トップス「マミー・ブルー」
26 朱里エイコ「北国行きで」
27 沢田研二「許されない愛」
28 南沙織「純潔」
29 天地真理「水色の恋」
30 森昌子「せんせい」
31 欧陽菲菲「雨のエアポート」
32 山本リンダ「どうにもとまらない」
33 内山田洋とクール・ファイブ「この愛に生きて」
34 上條恒彦「出発の歌」
35 欧陽菲菲「夜汽車」
36 欧陽菲菲「恋の追跡 (ラブ・チェイス)」
37 あがた森魚「赤色エレジー」
38 ザ・ニュー・シーカーズ「愛するハーモニー」
39 石橋正次「鉄橋をわたると涙がはじまる」
40 五木ひろし「待っている女」

歌手名も曲名もまったく知らないものもあるし、「年間ヒット1位」が宮史郎とぴんからトリオの「女のみち」というのもすごい。
現在は演歌自体がグッと狭い世界になっている上に、氷川きよしを筆頭に、演歌歌手もある程度以上の容姿がなければなかなか取り上げてもらないという風潮もある。
欧陽菲菲が何曲も入っているのも驚いたが、そう言えばこの人どうしているかなとチェックしたみた。
オフィシャルサイトのコンサート情報は2014年のものが最新で、つまり現在はおそらく活動休止状態なのだろう。
話は逸れるけれど、現在日本で活躍しているアジア人歌手としてわたしはキム・ヨンジャが好きなのだけど、この人の歌唱は凄いですよ。
わたしが「最初にファンになった俳優」であろう石橋正次が「夜明けの停車場」などで歌手としてもヒットを飛ばしていたのもこの年だったわけで、ああ、三善英史の「雨」も1972年なのかと、まあ特に感慨があるわけではないけれど。
アイドルの歌のタイトルが、「芽ばえ」とか「純潔」とかいうのも、時代を感じさせますなあ。
今のアイドル、例えば、AKB何とかとか欅坂何とか「純潔」とかいうタイトルの歌をリリースすれば、かなりのインパクトをもたらすことは間違いないななどと、とりとめなく文章をしめてみよう。

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