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●末尾ルコ かつて語った「コラテラル」マイケル・マン監督 [「言葉」による革命]

「コラテラル」マイケル・マン監督

よくできたアクション映画でカッコいいシーンも多いのだけれど、結局「トム・クルーズ映画」という印象しか残らない。考えれば、これはとても残酷なことである。かなり高レベルでまとまった作品なのに。


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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年9月5日 [愛の景色]

白き幻影の如き美と
一粒の宝石の控え目で強きエレガンスと
カトレアの華やかな香りと


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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々、『映像の世紀』,、「死者たちとともに生きる」という生き方。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「恋多きヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



『映像の世紀』で特に凄まじいのは第二次世界大戦前後からです。1929年に世界恐慌が起き、イタリア、ドイツ、日本にファシスト政権が誕生。ここから世界史の中でも類を見ない地獄が始まります。原爆を含む欣永大兵器による一般市民を含むとてつもない数の犠牲者、そしてナチスによるユダヤ人大虐殺(ジェノサイド)…。しかし大戦が終結しても世界は一向にお土来ません。ソ連ではスターリンによる大粛清により800万~1000万人が、中国の文化大革命でも400万~1000万人、そしてカンボジアのポル・ポト政権下では150万~250万の人たちが暴政の犠牲になっています。人口規模は違いますが、この人数は当時のカンボジア人口の4分の1です。さらにその後、ユーゴスラビア内戦では民族浄化(エスニック・クレンジング)という言葉が使用されました。おそろしいですね。『映像の世紀』はこれら現代史を、時に残酷な映像もありますが、実写によって克明に描写していきます。
わたしたちがこのような歴史から学び取れることは無数にありますが、つまり世界では常にこれだけの過酷な出来事が生じているのに自分が属している組織や職場などでの人間関係などに囚われる必要があるでしょうか。いやもちろんデリケートな身近な人間関係は大切です。それこそ一人の人生の中で最も大切かもしれません。しかしそれだけでは苦しくなる、あらゆる出来事の判断が狂ってしまうことが多くなる。常に歴史の中で戦ってきた人、生き抜き、時に圧倒的暴力によって死んでいった人々を心に留め、日々を生きておれば、目の前の小さなことにぐだぐだ悩むことは少なくなります。

タグ:アート 介護
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