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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~「この年齢ではこうであらねば」という思い込みについて。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



行きつけのスタバのある店舗でスタッフさんに、大学生の女性なんですけどね、「好きな俳優なんかいます?」と尋ねた。
わたしたいがいの人に、「映画観ますか?」とか「好きな俳優いますか?」とか「好きな音楽は?」とか尋ねます。
もちろん押しつけがましくなくね。
このスタッフさんはもう一年近く知ってるけれど、尋ねるタイミングがなかったんですね。
「そうですね、長谷川博己さんとか」
「へえー、けっこう上ですよね。長谷川博己は40代半ばくらいじゃない」
「そうですよね」
「でも、いいいい。恋に年齢は関係ないから。年上どんどんいっちゃいましょう!」とわたし。
ま、「何歳だからこうであらねば」とか、もちろん運転能力が減退してるのにいつまでも車運転とかはダメだけれど、そうした危険な、あるいは反社会的(←この概念についてはいろいろ吟味せねばならないけれど)なことでなければ、原則わたしは「何歳だからこうであらねば」という考え、好きではない。
うたちゃん(母)入院中に「あいみょんネタ」が大好評だったのですが、ある理学療法士さん(女性)、とても仲よくしてくれた方ですが、わたしに対して「どうしてあいみょん知ってるんですか?」と尋ねるんです。
彼女の中ではあいみょん知ってるの、「20代前半くらいまで」という意識があったようなんです。
でも、別に何の問題もないじゃんねえ、何歳でもあいみょん知ってても。
逆に言えば、10~20代で市川雷蔵や若尾文子知ってていいし、ジミヘンやプレスリー聴いててもいい。
こういう感じでの、「何歳ではこうでないといけない」的思い込み、本人にとっても周囲にとってもいいこととは言い難いと思います。

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●末尾ルコ かつて語った「ある公爵夫人の生涯」ソウル・ディブ監督 [「言葉」による革命]

「ある公爵夫人の生涯」ソウル・ディブ監督

18世紀後半、デヴォンシャー公爵夫人の実話。コスチューム、美術が圧倒的に素晴らしく、しかもそれを身に着けたキーラ・ナイトレイが実にフォトジェニック。相変わらずレイフ・ファインズも一筋縄でいかない男を演じている。とは言え、演出が平板で映画全体に深みは出ていない。

タグ:アート 映画
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~そう、根津甚八『月下の蘭』の美しく怖いあのシーン。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



『月下の蘭』という石井隆監督の映画は日活が「にっかつVフィーチャー」として製作された、つまりビデオ用映画だけれど、そこはそれ、石井隆だからちゃんと映画的。
映画的であるか否か、映画系であるか否か、そしてもちろん映画であるか否か…今後どんどん言及していきます。
これ、今だからこそとっても大切。

『月下の蘭』は根津甚八が主演で、余貴美子も出ている。
素晴らしいシーンがあったんだなあ。
根津甚八がヤクザにリンチに遭って半死半生。
余貴美子に助けられ、畳部屋で養生するのだが、本人は高熱と大怪我で意識不明に近い状態でうなされ続ける。
その時彼の見る幻覚的な映像の描写が素晴らしい。
低い位置にカメラを固定させ、うなされる根津甚八の横顔を画面の下半分に映し続け、その周囲で「現実」と「幻覚」が入り乱れる。
(ああ、観てよかった)と満足させてくれる美しく怖いシーンだった。

根津甚八は病気や交通事故、そして精神的トラブルなどで若くして俳優の仕事が不可能になってしまうという過酷な人生を送った。
しかし彼のその鋭い、殺気溢れる眼差しは現在の俳優たちの中で探すのが難しいほどで、今後も出演作、観続け。語り続けたいと思う俳優の一人だ。

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タグ:映画 アート
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●末尾ルコ かつて語った「夏時間の庭」オリヴィエ・アサイヤス監督 [「言葉」による革命]

「夏時間の庭」オリヴィエ・アサイヤス監督

亡くなった母親の遺産、特に高価な邸宅や絵画とそれにまつわる思い出などについて語り合う子どもたち。もちろん「泣かせ」のシーンなど一切なく、たんたんと「母の死後」が綴られていくわけだけれど、まったく退屈しない。テンポのよさ、カメラの絶妙な動きなど、緻密に計算されていながら非常に自然なのだ。もちろん俳優の演技もそう。その中でジュリエット・ビノシュの「怪物的」存在感が際立つ。

タグ:アート 映画
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~そう、椎名林檎がセブンイレブンの食べ物に。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



その椎名林檎の話しですがね、そう、『MUSIC FUN』の亀田誠治との対談。
まず彼女、子どもの頃からバレエ公演へ普通に行っていた、と。
いいですね~、わたしと共通点あるじゃん!
ま、初恋のヒヨコがバレエ行き始めたのは大人になってからですけどね。
今18歳ですけど(美笑)。

わたしが子どもの頃っつーたら、近所の小川とか側溝でゲンゴロウとかタガメをゲット!
こういう水生生物、バリュー感ありましたあ!
ヤゴなんかもね。
ヤゴっつーたら、蜻蛉の幼虫…ですよね。
ん?あれ幼虫だったかな。
まあいいや。

いやいやいや、椎名林檎のお話しですよね。
今回の亀田誠二との対談で一番感銘を受けたのは、あの椎名林檎がですよ、ある日、それは彼女にとってなかなかに辛いタフな状況の日だったそうなのですが、そのさなか、セブンイレブンで何かおかず(?)を買ったそうなのです。
それがやたら美味しかった。
椎名林檎、感動した。
(こんなに美味しいものを作ってるんだ)と。
そして(負けちゃいられない)と、創作上のインスピレーションを受けたとまで、まあそのような意味の話ですが、語ったんです。
椎名林檎ほどの人がコンビニの食べ物に感動し、創作上のインスピレーションまで受けた…つまりわたし、(そうか、どんなところにも感動の萌芽は潜んでいて、それらをインスピレーションとすることは可能なのだと…素晴らしい認識だなあとワクワクしたってわけです。

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タグ:音楽 アート
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●末尾ルコ かつて語った「戒厳令」コスタ・ガブラス監督 [「言葉」による革命]

「戒厳令」コスタ・ガブラス監督

ウルグアイで要人同時誘拐事件が起こるが、その中に「普通の」アメリカ市民であるはずの人物が混じっている。その理由は?稀に見る「大物オーラ」を放つイブ・モンタン主演という点も含め、同監督の「Z」との共通点は多いが、ポリティカルな「説明」が多く、映画的快感はやや劣る。
タグ:映画 アート
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~(椎名林檎と恋に落ちたら…)と妄想した1月のあの日。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



椎名林檎についてはずっと「凄い人」というイメージを持っていたけれど、特に積極的に追うこともなく、初期のアルバムを数枚聴いただけの存在ではありました。
だからどうとかこうとかというわけじゃないけれど、この1月、NHK内を椎名林檎と東京事変のメンバーが経めぐる番組を見た。
ステージではそのアーティスティックなセンスを生かした衣装と「本物のカリスマ」で観衆を圧倒する椎名林檎だが番組内では髪を下ろし眼鏡をかけ、シックなグレイのパンツスーツ姿…。
いや、素敵な女性ですわ、普段の姿も。
なんて初恋のヒヨコに褒められたところで椎名林檎は不動ですけれど(笑)、いやいやいや、椎名林檎、40そこそこですよね。
こんな女性と恋愛できたらと、初恋のヒヨコ、つい妄想してしまいました。
こんな女性、身近にいませんけどね。
こんな初恋のヒヨコ、許してね。
おっとこの辺りだけで、「こんな」を3回も使ったちゃったねえ。
いやこれで4回か。

さらにその少し後、わたしはYouTubeで『MUSIC FUN』という番組を観て、それは椎名林檎と亀田誠治の対談だったけど、とてもおもしろかった。(つづく)

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タグ:アート 音楽
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●末尾ルコ かつて語った「蟹工船」SABU監督 [「言葉」による革命]

「蟹工船」SABU監督

小林多喜二の原作を人工的な空間に閉じこめ、適度にブラックジョーク等を交えたなどという点を楽しめるかどうかだが、わたしは思った以上に楽しめた。しかしこの作品に小林多喜二が描こうとしたサムシングを感じたかと言えば、それはちょっと無理な相談。豪華俳優陣の中でも西島秀俊の「鬼ぶり」が見もの。



タグ:映画 アート
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~花の植物の多彩過ぎる美、その存在論。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



カランコエなんかも、以前はつまらない花だなあくらいの認識だったけど、1月にはピンクの可愛いカランコエ、買っちゃったんですわ。
このカランコエ、小さな花びらだけど小さ過ぎず、茎の伸び方や付き方も綺麗。
ピンク色は少し濃いめです。
この小さいけれど小さ過ぎないピンクに目をやるだけでいい気分になる。
花や植物のよさをつくづく再認識しています。

少し前には蝋梅も買った。
フラワーデザインを長くやってたわたしだけれど、蝋梅は初めて買った。
その蕾の艶あるしかも渋さある美しさもさることながら、枝のフォルムが美しいんですね。
なんかこの、盆栽のおもしろさが少しだけ理解でき始めたような気がしたりして。

最近ちょと庭の花にまで手が回ってませんが、切り花も一瞬たりと「同じ状態」はないんですね。
これ当然と言えば当然だけど、いつも身近に切り花置いてると実感としてその波動が伝わってくる。
いわば「存在論」にも関わってくる認識です、少し大袈裟に言えば。

同じ日に買った同じ花が同じ状態でいるとは限らないのもおもしろい。
そして終わりかけた、枯れかけた花もすぐには捨てません。
終わり行く様もまた美しい。

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タグ:アート
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●末尾ルコ かつて語った「まぼろしの邪馬台国」堤幸彦監督 [「言葉」による革命]

「まぼろしの邪馬台国」堤幸彦監督

何とも言いようがなく鈍い時間が過ぎていく。鑑賞者に対して何を提示したいのかまるで理解ができない展開の作品だ。竹中直人は好きだけれど、これでは竹中直人が竹中直人をしているようにしか見えない。古代ロマンを感じろと言われても・・。



タグ:映画 アート
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