●末尾ルコ かつて語った「ジレンマの前座劇」フランソワ・オゾン監督

「ジレンマの前座劇」フランソワ・オゾン監督

30分の短編。しかし実に楽しめた。いつも遅れてくる恋人に対する不平を、美しい男ルイ・ガレルがブツブツ言いまくる下らなさ、おもしろさ。しかもその不平が詩的であり、哲学的であり、さらに映像が透徹な美しさに満ちているのが、またおかしい。フランス映画ならでは。

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●「母連れ狼」末尾ル コ（アルベール）、うたちゃん（母）の日々～１月中旬、初恋のヒヨコはとんでもない体調不良に見舞われた。

わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母（うたちゃん）と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

…

１月の中旬はわたし（初恋のヒヨコ）が体調面で大変な試練に襲われたんです。
一つは風邪。
明らかに風邪、しかも理由は薄着。
暖房の風向きを下にしたらリヴィングが暖かくなったので油断して薄着が多くなっていた。
でもリヴィングの外は寒いんですね、廊下とかトイレには暖房入れてないんです。

ただ発熱もしたけれど、この風邪は取り敢えず『パブロン』飲んで寝たらだいたい治った。
問題はもう一つのトラブル、そう、臀部が腫れちゃったんです。
何らかの関係で黴菌が入ったとかそういうのだと思うんですが、最初はさほどとも思わなかったけど、１週間経っても治らない。
どころか１週間経ったあたりから腫れ、痛みが最高を更新してきた。
一応抗生物質入りの塗り薬使ってたんですが、効果が出てこない。
自発痛はほとんどないけれど、腫れている部分が何かに触れるとかなりの激痛となるから大変。
要するに、腫れている部分（右臀部ですが）で座ってられないんです。
これはキツい。
人間、座ってリラックスするものですから、座り方によっては激痛が走るって、ものすごく消耗します。
衣類が触れても痛いので、「次の行動」を起こすにも時間がかかる。
どのくらいで治るか、という目途も分からない状態って、初恋のヒヨコも人間、とても辛いのです。

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