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●「教養主義」とフェデリコ・フェリーニ。 [「言葉」による革命]

●「教養主義」とフェデリコ・フェリーニ。

末尾ルコ「映画と教養の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

ある若い女が、「それって、教養主義のような感じで」と言った。
ニュアンスはとても否定的だった。
医学部在学中の女だった。
(分かってないな)と思ったが、その場では言わなかった。

「教養」に「主義」を付けると確かにいかにも古臭い権威主義の匂いがするし、そもそも「教養」という言葉自体受け付けない日本人が多くなっているだろう。
しかし言うまでもなく、「教養のない人間が多数を占める社会や国」は早晩滅びていくはずだ。

例えば映画の世界、70~80年代前半くらいまでは、「この監督たちの名前は知っておかねば」という人たちがいた。

ルキノ・ヴィスコンティ、フェデリコ・フェリーニ、ジャン・リュック・ゴダール、イングマル・ベルイマンらである。
今は?
いないよね、こういう監督たち。


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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年6月29日 [愛の景色]

とは言え、わたしは「自分の言葉」を裏切るような真似はしない。してはならない。

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●山田姉妹へのメッセージ「紀声会」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「紀声会」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

(山田姉妹は7月11日、紀声会のコンサートに出演します)

2段目中央付近にミューズのお二人を発見♪新しいアリアなどをご披露されるのですね。わたしはまず、9月の高知公演でお二人のステージを初めて体験する予定ですが、それを皮切りに、紀声会を含め、いろんな場所のステージに足を運べるよう頑張っております!カレー、作り過ぎちゃった(笑)。RUKO
・・・・・・

3月7日、山田姉妹ニューアルバム(セカンド)
『ふたつでひとつ〜心を繋ぐ、歌を継ぐ』絶賛発売中!!!

山田姉妹の公式ブログ
https://ameblo.jp/karei1224/
山田姉妹の公式ツイッター
https://twitter.com/karei1224

山田姉妹『ふたつでひとつ ~心を繋ぐ、歌を継ぐ』インタビュー
http://www.billboard-japan.com/special/detail/2265

9月9日、山田姉妹高知公演、音楽を愛する方であれば、絶対です!

ポピュラーソングコンサート山田姉妹<よみがえる、青春のメロディー>

http://kkb-hall.jp/event/event_detail.cgi?event_id=271


高知公演だけでなく、山田姉妹のあらゆる公演、あらゆる活動を徹底的に応援します!

http://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=D5210002

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●「ジャニーズ」ニュースキャスターも普通の「超常現象なし崩し」国家日本の縮図がプロレス史に垣間見える・・・気がする。 [「言葉」による革命]

●「ジャニーズ」ニュースキャスターも普通の「超常現象なし崩し」国家日本の縮図がプロレス史に垣間見える・・・気がする。

末尾ルコ「プロレスと社会批判の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

ジャニーズのタレントが(一応)ニュース番組で「キャスター」や「コメンテーター」をやったりという超常現象が起こるのが日本だが、「世界で他にそんな国はない」なんて言うと今日びすぐに、「日本だけでよけりゃ、それでいいじゃないか」とか反発する人が多いのが困りものだ。
「世界で日本だけ」で「いいもの」もあるけれど、「アイドル歌手がニュースへ出てしたり顔で無意味な言語を発生する」ことが「いいこと」とは普通は思わないだろう。
こうした状況が現在なぜ起こっているかと言えば、テレビ局側の「ニュースだけやってても視聴率取れないモン、視聴率取れなかったらお金も受からないんだモン」という事情以外の何物でもなく、それに加えて芸能事務所の皮算用や視聴者のレベルなどが絡み合っているものである。
こうして「金儲け」を至上命題として何もかもがなし崩しになっているのが現代日本というわけだが、おっと、プロレス界はその先駆的業界じゃないか。
現在までに至るプロレス史の流れには多くの岐路があったけれど、大仁田厚のFMWが「有刺鉄線に生身で人間が突っ込む姿」を見ることに価値観を見出したファンを生み出したことはとてつもなく大きかった。
わたしはいまだに「あのテのプロレス」に関心を持てないが、大仁田厚の成功によって、(別に従来のプロレスをする必要ないじゃん)(別に体でかくなくても、強くなくても、お客が来る企画さえやれば誰だってプロレスラーじゃん)と意識を生み出し、それが現在に至る意味不明のインディ「プロレス」乱立という超常現象を育んできたと、大雑把に振り返れば、この認識で間違いないところだろう。
そう考えれば、野球やサッカーであぶれた選手たちが、「有刺鉄線野球」とか「電流炸裂地雷大爆発サッカー」とかをやらないのも大人し過ぎる・・・ような気もする。
いや、やはりプロレスラーという人たちは特殊な感覚を持った人たちが多いのか。

しかし思うに、確かに「既成のものを打ち破っていく」動きというものはどんな時代でも重要なのだけれど、現在の日本のようにその動きのほとんどが、「金儲け」を原動力としていて、「金儲け」を達成した人間に対する批判は滅多になされず、ただひたすら各分野で「なし崩し」が続いている状態はいずれ破綻するのではないか。

と、今夜はやや抽象的な話にもなったが、この件はとても重要だ、しっかり追及し続けよう。

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