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●末尾ルコ かつて語った『モスラ』4 [「言葉」による革命]

そしてやはり「顔がほぼ同じ」という事実が幻惑感を醸成している。
「小美人」になりきってかつ自然そのものの二人の役作りも大きなポイントです。
ストーリーや登場人物造形は、「子どもから理解できる」に大きな比重を置いているので、大人も愉しめるけれど、何か特別な感慨を持つような要素はありません。

タグ:アート 映画
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年1月15日 [愛の景色]

簡単ではない
当たり前だけれど
簡単ではない
その選択を
あなたはしたのだから

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌463日目~末尾ルコ選定、レイフ・ファインズ出演映画ベスト10。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

1月12日(日)手術後654日目 退院後464日目

せっかくだから(?)レイフ・ファインズ出演映画トップ10を作ってみました。

1『イングリッシュ・ペイシェント』
2『ナイロビの蜂』
3『ことの終わり』
4『シンドラーのリスト』
5『胸騒ぎのシチリア』
6『レッド・ドラゴン』
7『愛を読むひと』
8『スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする』
9『嵐が丘』
10『英雄の証明』

このランキングは作品クオリティという観点だけでなく、「作品の中でレイフ・ファインズがどう生かされているか」を大きなポイントとしています。
そうでなければ、『ハート・ロッカー』や『グランド・ブダペスト・ホテル』、そして『ホワイト・クロウ』などを差し置いて『レッド・ドラゴン』や『嵐が丘』が入ったりはしません。

この10本の中で、1『イングリッシュ・ペイシェント』、2『ナイロビの蜂』、3『ことの終わり』の3本は、比較的若い時期のレイフ・ファインズがいかにメロドラマ的設定に相応しい俳優であったかよく分かる作品となっており、ぜひ一度は観ていただきたいですね。
レイフ・ファインズ自身もムンムンフェロモンを発揮しているけれど、その上で女優の魅力も引き出していく相乗効果がとても強いです。
最近そんな男優、あまり見かけません。
そもそも「大メロドラマ」的設定自体なかなか成り立たない世の中で、ちょっとつまらないですよね。
「メロドラマ」といっても「テレビドラマ」のことじゃないですよ。
「テレビドラマ」という言い方はとても日本的和製英語で、米国では「テレビシリーズ」などと呼びます。
ゴールデングローブ賞の映画部門が「ドラマ部門」と「コメディ・ミュージカル部門」に分かれているように、この場合の「ドラマ」とは「テレビドラマ」とはまったく関係なく、簡単に言えば、「シリアスストーリーの映画」という意味です。

『イングリッシュ・ペイシェント』はアカデミー作品賞も獲得し、女性ファンのとても多い映画でもあります。
共演女優はクリスティン・スコット・トーマス、ジュリエット・ビノシュ。
ジュリエット・ビノシュはこの作品でアカデミー助演女優賞を獲得しました。

3大映画祭の女優賞、そしてアカデミー賞の女優賞をすべて獲得したのはこのジュリエット・ビノシュとジュリアン・ムーアだけなんですね。
ただアカデミー賞について言えば、ビノシュは助演女優賞、ムーアは主演女優賞という違いはあります。

『イングリッシュ・ペイシェント』はロケもとても美しく、演出も音楽もものの見事な一本です。
最近観てなかったので、わたしもまた観たくなってきましたよ。

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