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●末尾ルコ かつて語ったポランスキー『毛皮のヴィーナス』4 [「言葉」による革命]

ポランスキーの「毛皮のヴィーナス」はマゾッホの小説をそのまま映画化したものではなく、

「原作を戯曲化した舞台監督とオーディションにやって来た女優との対話」

という形式を取っています。

映画のシーンはほとんど「ある劇場のある場所」だけで、出演俳優は舞台監督役のマチュー・アマルリックと女優役のエマニュエル・セニエのみ。
しかし研ぎ澄まされたポランスキーの演出は90分以上の時間、一秒も退屈をさせない。

映画マスター中のマスターならではの素晴らしい作品です。

タグ:アート 映画
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年1月8日 [愛の景色]

ぼくの場合は軽視だの
不遜だのとは対極で

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌456日目~末尾ルコ選定キアヌ・リーヴス出演映画トップ10の『ドラキュラ』や『ハート・ロッカー』などについてプチ語る。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

1月3日(金)手術後645日目 退院後455日目

末尾ルコ選定キアヌ・リーヴス出演映画トップ10。
もう一度その10本を見てください。

1『スピード』
2『マトリックス』
3『ドラキュラ』
4『ノック・ノック』
5『マイ・プライベート・アイダホ』
6『コンスタンティン』
7『ジョン・ウィック』
8『ハートブルー』
9『リトル・ブッダ』
10『ディアボロス/悪魔の扉』

ドラキュラはフランシス・フォード・コッポラ監督ですね。
これも何度観てもおもしろい。
ただヴァンパイア映画にいつもわたしが求めている「ねとっ」とした感覚はない。
割と「すっきり」した作りです。
石岡瑛子の華麗な衣装が話題になりました。
アカデミー賞衣裳デザイン賞を受賞しました。
ドラキュラ伯爵をゲイリー・オールドマンが演じたのですが、奇矯なヘアスタイルとトリッキーな演技が初見時は違和感十分でした。
何しろ「ドラキュラ」のイメージはクリストファー・リーの、ポマードたっぷりオールバック&黑マントが刷り込まれてましたから。
何度となく観ているうちにオールドマンのドラキュラも(これもいいんじゃない)と思うようになりましたが。
それと当時若手大スターだったウィノナ・ライダーがヒロイン。
もしこれから初めて観る方がおれば、「モニカ・ベルッチ」が出演しているのでぜひ探してみてください。

『ノック・ノック』は突然訪ねてきた二人の若い女にキアヌ・リーヴスが大変な目に遭わされるダークアンドエロティックサスペンス。
女の一人がアナ・デ・アルマスですね。

『ハードブルー』という映画にも注目してほしいのですが、サーフィンを絡めた青春犯罪映画とも言える作品で、これってキャスリン・ビグローが監督しています。
『ハート・ロッカー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』などで今や巨匠の風格も十分のキャスリン・ビグローですが、『ハート・ブルー』や『ブルースチール』など初期作品もおもしろいです。

『ハート・ロッカー』でキアヌ・リーヴスと共演していたのがパトリック・スウェイジ。
この人は『ダーティ・ダンシング』や『ゴースト ニューヨークの幻』などで大スターとなったのですが、ややいかつい顔立ちのためか、日本では今一つ人気が出なかったです。
惜しくも50代で死去してしまいましたが。
『ゴースト ニューヨークの幻』は日本でもやたらヒットしてましたが、もっぱらショートカットのデミ・ムーアに人気が集中してました。
でもデミ・ムーアって、この手の役は他になかったです。

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