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●末尾ルコ かつて語った『私は二歳』 2 [「言葉」による革命]

『私は二歳』で描かれているのはもちろん、

親にとっての子ども
一つの夫婦の姿
妻にとっての夫の母親
祖母と孫の関係

などです。

大きな事件が起こるわけでもなく、大胆なカメラワークや豪奢なセットがあるわけでもなく、なにせ「団地」を中心にストーリーが展開するのだから、しかし才気溢れ、自信に満ちた市川崑の演出でグイグイ惹きつけられる。

タグ:映画 アート
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年1月28日 [愛の景色]

あなたにはその言葉が
どんなふうに聞こえるか
見えるか

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌476日目~ナツメヤシを初めて食べて、古代文明に想いを馳せる。~あまりに魅惑的、『ジェラシー』のテレサ・ラッセル。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

1月25日(土)手術後667日目 退院後467日目

「デーツ」っつうたら「ナツメヤシの実」なのですが、1月2日に初めて食べましたよ。
オマーンのデーツなのだそうですけどね。
中心部に小さな種があるけれど、少し粘りのある適度な甘さで美味しいじゃねえか。
でもいいものですよね、普段食べることのない、しかも遠い国の未知の食べ物を愉しむなんて。
ふとその国のイメージを頭によぎらせながら食する。
ナツメヤシだとエジプトやイラン、そう古代文明華やかな地域で昔から食料として重宝されているというではありませんか。
こうした国々が古代に食べていたものって、今食べて美味しいものはきっとあまりないのだろうけれど、ロマンがあります、食べてみたい。
たとえば枇杷を食べる時なんか、いや、けっこうな値段なので滅多に食べませんけどね、でも時に食べる時、(ああ、クレオパトラも食べたんだよねえ~)とエジプト文明に思いを馳せる。
美味しさ、増します、錯覚かもしれないけれど。

そう言えばこれまた最近、家でボルシチを食べたんですよね。
ロシア料理で有名なスープボルシチ。
業務用スーパーでリトアニア産のボルシチ売ってたんです。
2倍に薄めて食べるやつ。
やや新鮮な味という感じではなかったけれど、でも食事を愉しめた。
ボルシチでしかもリトアニア産っていうのがいいですよ。
バルト三国の一つリトアニア。
このような国際政治的には大きく取り上げられない国のお料理、とても興味あります。
業務用スーパーとか百均とか、よく見ればリトアニアだけでなく、ウクライナとかのお菓子なども置いてることあある。
それらが必ずしも美味しいわけではないけれど、そういうのを買って食べることにロマンティシズムを感じるのです。
あ、美味しいのもありますよ。

・・・

『ジェラシー』の、あ、ニコラス・ローグ監督の『ジェラシー』のなんですけどね、デヴィッド・ボウイの『地球に落ちて来た男』なんかも撮ってるニコラス・ローグのですね、そう、『ジェラシー』。
冒頭橋の上でテレサ・ラッセルとデンホルム・エリオットが会話を交わす。
バックには『パッヘルベルのカノン』。
そしてエリオットはあちらへと去っていく。
その後ろ姿。
残ったテレサ・ラッセル。
美しく刹那的で、だからこそ永遠性があって、しかも動的な、映画ならではの素晴らしいシーンです。

テレサ・ラッセル、日本では映画ファン以外に知られてない女優ですが、その全盛期、魅惑的だったんですよ。
挑発的な大きな眼、やや小さめだけれど目を惹く唇、そして抜群の色香漂うプロポーション。
もっと活躍してほしかったなあ。
でも今こうして、BDへ録っていた『ジェラシー』のテレサ・ラッセルを観られる幸福・・・。

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