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●末尾ルコ かつて語った、とても素敵な『海底47m』 [「言葉」による革命]

なんてお話をしているのは、『海底47m』という「サメ物&水中物」がとてもおもしろかったからで、続編の『海底47m 古代マヤの死の迷宮』は魅力的な映像を作っていたけれど、それらが必ずしもかっちりと作品全体のおもしろさに反映されていなかった。
けれど1作目、『海底47m』は文句なしにおもしろかった。
タグ:映画 アート
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~アルジェリア戦争を扱った『ラスト・コマンドー』は決してお馬鹿バトルアクション。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。




『ラスト・コマンドー』なんてタイトル見ると、おバカなB級(C級)バトルアクションと思っちゃうよね。
で、本当にあるんです、『ラスト・コマンドー』という映画。
2019年のフランス映画、なんだけど。

でも アルジェリア戦争はフランス現代史最大の汚点とも言われていて、いくらなんでもお馬鹿バトルアクションの題材にはしないのではと訝ったが、
はい、当然ながら原題は違うのですね。
フランス語原題は、
「Qu'un sang impur..」であって、これはフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」の一部、

「Qu'un sang impur
Abreuve nos sillons !」から取ったもの。

この部分の歌詞を日本語にすると、

「汚れた血が
我々の田畑をうるおすまで!」

といった意味となる。

「ラ・マルセイエーズ」は国家であり軍歌であるから、歌詞の内容は好戦的で血生臭いことはよく知られて
います。
まあしかし、『ラスト・コマンドー』はないよな。
映画の中身は実にハード。
ハードなアクション映画の要素もあるけれど、どちらかと言えば、ミリタリーサスペンスアクションか。
しかし多分にアルジェリア戦争に対する思想的な中身も含まれている。

ある大佐が依頼を受ける。
それはアルジェリア戦争で行方不明になった兵士の形見を見つけて持って帰ってくれというもの。
大佐は腕の立つ仲間を4人集めて任務に臨むのだが。

戦争の残酷さは随所に描かれているが、映画というもの、どんな過酷な現実を描いても、多く「アートの愉しみ、エンターテイメントの愉しみ」が含まれているものだ。
『ラスト・コマンダー』においても、例えばスナイパーが恐るべき力を発揮するシーンの凄み、カッコよさ。
映画の持つアンビバレントな魅惑だ。

監督・脚本は、アブデル・ラウフ・ダブリ 脚本 アブデル・ラウフ・ダブリ
出演者は、ヨハン・ヘルデンベルグ、リン・ダン・ファン、リナ・クードリ、ピエール・ロタン、オリヴィエ・グルメ、サリム・ケシュシュなど。

タグ:アート 映画
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