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●末尾ルコ かつて語った『疑惑』その2 [「言葉」による革命]

『疑惑』とは松本清張の原作を野村芳太郎が監督。
桃井かおりと岩下志麻がダブル主演のような形で、桃井かおりが殺人事件の被疑者、岩下志麻が担当の弁護士を演じている。
岩下志麻よりも桃井かおりが10歳年下だが、70~80年代の桃井かおりの圧力は極めて大きなものがあり、日本映画黄金時代を知る大女優岩下志麻ともがっぷり四つで火花を散らしている。
「二大女優が対峙し、火花を散らす」
こんなシチュエーションは、邦画史上はもちろん、世界映画史上でもそうそうはない。
大物女優が並び立ち共演というのは映画として極めて難しい創作なのである。

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『リトル・ロマンス』の時代、ハイデッガー。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



『リトル・ロマンス』は友人と観に行きました。
公開時のことです。
高知でも映画熱がまだ熱かった時代にどうにか引っ掛かっていて、映画館は満員でした。
ダイアン・レインはこの映画で有名になったのだから、公開時主演の二人は無名の子役。
それでもよく観客が入ってました。

映画の凄いところは、いつ鑑賞しても、『リトル・ロマンス』であれば、あの頃のダイアン・レインがそこに存在することです。
そして鑑賞時の様々な記憶も同時に蘇る。

その頃のわたしにとって大切なものは、映画、本、音楽…今の一緒じゃないかと思うところですが、それらと同じくらい大事だったのがプロレスで、それは現在すっかり後退してしまった。
と言うか、総合格闘技『プライド』が大人気となった頃にはプロレスのこと、ほとんど興味なくしてました。

『リトル・ロマンス』を思い出すと、その中でヴィヴァルディの音楽がすぐに響き始めます。
ヴィヴァルディの「リュート協奏曲」を編曲した曲なのかな、とにかくいかにもヴィヴァルディです。
映画の舞台がパリからヴェネツィアへと移動するので相応しい音楽です。

ダイアン・レイン演じるローレンはパリで、テロニアス・ベルナール演じるダニエルと出会います。
その時ローレンのバッグから本が落ちる。
その本を見てダニエルが、
「ハイデッガー?」と驚く。
そう、まだ少女のローレンは、ドイツの哲学者ハイデッガーを愛読していたのです。
このシーン、わたしの中ではずっと名場面の一つです。




眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」




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