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●末尾ルコ かつて語った『冬の華』の凄み。 [「言葉」による革命]

『冬の華』の冒頭、高倉健は池部良を刺し殺す。
池部良演じる男とは懇意にしていたが、やくざの世界のトラブルで殺さざるを得ないと、高倉健演じる男は信じていた。
しかし殺した男には小さな娘がいる。

高倉健は刑務所から少女へ手紙を送り続ける。
「ブラジル在住の叔父」と名乗り。
そして出所。

高倉健はもとのヤクザの世界に戻る。
娘に会いたいが会えない、会えるはずもない。
刑務所ではいつしか、(いつか娘に会える)ことを心から待ち望んでいた。
しかし彼女の父を殺したのは自分だ。
会えるはずもない。
ふと口に出る「なんで会えるなんて思ってたんだろうなあ」という台詞が重い。


タグ:アート 映画
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~クリスマスローズになろうとしたSpray薔薇~イングリッド・バーグマンの人間離れした美貌を堪能する映画たち。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



Spray薔薇よ
Spray薔薇よ
アネモネの名をも冠した
Spray薔薇よ
君は今俯いて
でもその素振り
ぼくは弱っているとは
全然思っていないのさ
君はきっと
クリスマスローズに
なろうとしているのだね
俯き加減の美を
その属性として
我がものとしている
クリスマスローズにね



イングリッド・バーグマンの最盛期を、ひょっとしたらロベルト・ロッセリーニと組んだイタリア時代とする向きもあるかもしれないが、やはりここは輝くような美しさを発揮したハリウッド大スター時代を挙げよう。
『凱旋門』などは作品クオリティはもう一つだが、バーグマンを観て、(こんなにも美しい人が存在したのか)と堪能できる。

1939『別離』
1941『ジェキル博士とハイド氏』
1942『カサブランカ』
1944 『ガス燈』
1945『聖メリーの鐘』
1945『白い恐怖』
1946『汚名』
1948『凱旋門』






眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」




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タグ:アート 介護
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