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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『東京リベンジャーズ』の吉沢亮はどう凄いのか? [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



『東京リベンジャーズ』の出演俳優たち。
主演格の北村匠海が「弱いけど根性豊かな男」を的確に演じて作品を牽引しているのは間違いないが、やはり出色は、
吉沢亮の「マイキー」と
山田裕樹の「ドラケン」だ。

この二人の役造形、まったく素晴らしく、観ていてワクワクする。
特に吉沢亮の「マイキー」。

吉沢亮は小柄である。
一見「強そう」には見えない。
吉沢亮は剣道をやっていたそうで、本当に強いのかもしれないが、しかし映画の中で「本当に強いか否か」はほとんど関係ない。
大事なのは、「作品の中で強く見えるか否か」だけだ。
つまり吉沢亮の小柄でしかも細身の体型は、普通であれば喧嘩が強い役を演じても強そうに見えないものなのだ。
ところが『東京リベンジャーズ』の吉沢亮、強そうに見える。
なぜか?
一つは演出の妙だけど、もう一つ、これは「吉沢亮の表情の演技」だ。
吉沢亮の目がとても美しく、しかも鋭いのは彼の大きな持ち味だけど、その目を生かして表情そのものを実に魅力的に造形している。
(映画上)あまりに強いが故の余裕の表情を時に見せつけ、ユーモアを漂わせるシーンもマイキーという人間の奥深さを感じさせてくれる。
余裕の笑みを浮かべるマイキーと無表情のドラケンのコンビネーションが抜群なのだ。

「不良抗争映画」として大ヒットした作品で記憶に新しいのが『クローズZERO』だけど、『東京リベンジャーズ』の方がずっとおもしろい。
『クローズZERO』って登場人物の強弱が今ひとつ伝わって来ず、すっきりしないんだよね。


・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」



『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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