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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~日本におけるハリウッド映画不振の根本原因~ミシェル・ウエルベック『制服』。大岡昇平『野火』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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『そこまで言って委員会』に映画ジャーナリスの大高宏雄が出演していて、「洋画離れ」がテーマだったのだけど、大高宏雄の主張は、日本でハリウッド映画に観客が入らなくなったのは「CGなどに頼り過ぎる多くの作品が、世界一厳しい目を持つ日本人に見放されている」のだそうである。
しかしそれは日本人の鑑賞眼を持ち上げすぎであって、確かに現在のハリウッド映画にも大いに問題ありだけれど、日本で洋画に観客が入らないのはあくまで日本人の内向き志向が最大の原因だとわたしはずっと考えている。

もちろんこの件については継続的に取り上げていきます。

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未読の本を読むのはいつでも新鮮な快楽なのだけど、限られた人生、「生涯ベスト」的書籍を常に手元に置いて、何度も読み深めていくことこそ読書最高の快楽であり愉悦であるのは間違いない。
ま。映画と同様に本も「生涯ベスト」、いっぱいあるけどね。
最近再読再再読したのが、大岡昇平の『野火』、そしてミシェル・ウエルベックの『服従』。
文句なしに凄い二冊。

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