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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~心して観るべき、過酷で美しい『あのこと』~『恋するデビー』って何? [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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ノーベル文学賞作家アニー・エルノー原作(小説の日本語タイトルは『事件』)の映画『あのこと』は、妥協を許さぬ描写で(さすがヴェネチア国際映画祭金熊賞)と感服するのだが、それ以前に映画として大変美しい。
中絶が犯罪とされていた時代のフランス。
望まぬ妊娠をした高校生の主人公は、しかし必死で中絶の手段を探す。
大袈裟な描写や演技は一切なく、丹念にショットを積み重ねながら主人公の存在を浮き彫りにしていく。
主人公の母役はあのサンドリーヌ・ボネールである。


デビー・ブーンはパット・ブーンの娘で、一曲だけやたらヒットしたので有名になったのだけど、曲名は「You Light Up My Life」。
これが日本語タイトルでは「恋するデビー」になっておりました。
日本ではよくあることです。

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