愛の思索、その言葉 ２０１０年１１月３日

恋は壊れやすいものならではの美しさがある。
同時にいつでも醜くなる可能性を秘めているのも恋の特徴だ。

タグ：アート 言葉 愛

ケイン・ベラスケスは、呆れるほどに・・

ブロック・レスナーの勝ちパターンはタックルで倒してパウンドを落とすというもので取り立てて新しいものは何もない。
つまり典型的な「レスリング出身型」のパターンなのだが、レスナーがやると確かに他の「レスリング出身型」とは違うイメージになる。
なにせあの巨体だ。押さえ込まれると容易には脱出できない。
それだけではなく、風貌が対戦相手を威圧する。
顔が怖い。
体から受ける圧力がハンパじゃない。
戦う前に先進的に引いてしまえばレスナーの思うつぼとなるだろう。
あの巨体に圧し掛かられ、パウンドを落とされれば・・、そう想像しただけで「破壊される」という恐怖感を持ってしまうファイターもいるに違いない。
ブロック・レスナー攻略には、まずその恐怖感を打ち消すことから入らねばならなかったはずだ。
ところがケイン・ベラスケスにはレスナーに対する恐怖感は微塵も見られない。
呆れるほど見られなかった。

タグ：アート ケイン・ベラスケス エッセー

UFC121ケイン・ベラスケスVSブロック・レスナーの価値。

UFC121のケイン・ベラスケスがブロック・レスナーを完膚なきまでに倒した試合。
わたしはすでに何度も観直している。
それだけのチャームのある試合、おそらく近来稀に見る。

ブロック・レスナーは少なくとも現在UFCのオクタゴンで「非常に強い」とされていた。
ひょっとしたらUFCヘヴィー級史上最強ではないかとさえ囁かれていた。
そしてプロレス時代からの「スター」。
そんなファイターがこれ以上ないほど惨めな姿を曝してしまう。

「最強」とされていたファイターが「完璧」に負ける。

長い間格闘技を見ていても、このような瞬間は滅多に見られるものではないのだ。

タグ：アート UFC エッセー ケイン・ベラスケス ブロック・レスナー

ちすんがきれいな「流れ星」第３話視聴率。「９年の愛・JAPANESE AMERICANS」と松山ケンイチと「GANTZ」吉高由里子。

「流れ星」第３話を観たけれど、どうにも北乃きいの「いつも通りのずうずうしい女の子」ぶりが発揮されるシーンが出ると身の置き場がなくなる。
映画にもけっこう出演が多い北乃きいだが、やはり理解しかねる。
何を観ても「いつもの北乃きい」がいるだけだし、その「いつもの」ぶりがわたしには魅力的と感じないのだ。
「流れ星」の北乃きいを観ながら、なんと「これなら上戸彩の方が・・」などと思ってしまう自分がいた。
それにしてもちすん（杉本哲太の妻役）はきれいだなあ・・。
「流れ星」第３話視聴率は１３．７％だった。

今週TBS開局６０周年（←知るかっつーの）５夜連続特別企画「９年の愛・JAPANESE AMERICANS」が５夜連続で（笑）あるのだけれど、ああ・・、松山ケンイチと泉ピン子の名が同じ番組欄に！
こうなるともはや不可思議現象だ！
松山ケンイチもまったくお戯れが過ぎる。（笑）

松山ケンイチと言えば、吉高由里子共演の「GANTZ」（笑）
予告編はなかなかカッコよくできているが、そのボルテージを映画の中でどれだけ保てているか。

タグ：吉高由里子 映画 アート 「GANTZ」 「流れ星」 ちすん

● ルコ美醜悪学 原則 ２８

困難でない道を選ぶ方がいい場合も当然ありえる。
どんな選択もケースバイケースであり、一概に語ることはできない。
しかしもちろん、多くの場合で敢えて困難な道を選んで進んでいる人間が、あらゆる意味で磨かれるということは常に念頭に置いておきたい。

タグ：アート ルコ美醜悪学 美学

「アンチエイジング」という言葉への視座

アンチエイジング。
場合によっては軽薄に聞こえるかもしれないこの言葉。
そしてもちろんわたしも「老い」というものを否定する立場ではまったくない。
美しく、あるいは厳格に老いていく素晴らしさ。
しかし同時に、アンチエイジングという志向、努力にも尽きせぬ魅力がある。

もちろんコマーシャリズムに偏りすぎた、あるいは怪しげなアンチエイジングは否定しよう。
けれどもともと「アンチエイジング」というのは「不老不死」「不老長寿」など人類の悲願とも言うべき思想の現代版なのだ。
成功するか否かはともかく（笑）、地に足をつけてアンチエイジングを考えることはけっこうエキサイティングである。

タグ：アート エッセー アンチエイジング