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総合格闘技 名勝負 イリューヒン・ミーシャVSアウジソン・リマ [エッセー・闘う敗北者たち]

グレイシー柔術の名が知られるようになった頃、特に日本のファンに注目されたのが「マウント・ポジション」というスタイルだった。
仰向けになった相手の腹の辺りに乗り、胴を両足で挟むような形で動けないようにする。
いきなりグレイシー&ブラジリアン柔術の宣伝誌のようになった「格闘技通信」などでは、マウント・ポジションの体勢になると「絶対逃れられない」というような書き方をされていたと記憶する。
確かにその頃は、少なくとも日本人の目の届く範囲で行われた試合では、多くのファイターがことごとくマウント・ポジションで敗退していった。
その象徴的試合がリングスのマットで行われたイリューヒン・ミーシャVSアウジソン・リマだ。
この試合のマウント・ポジション体勢になってからの時間の長かったこと、長かったこと。
しかし試合中の緊迫感はまったく失われなかったのである。
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● ルコ美醜悪学 意見 [ルコ美醜悪学]

では「意見」をしっかり言えるようにはどうしたらいいか。
まず「意見」を持つことである。

「何を当たり前なことを」と思う人もいるだろうが、現実にはまともに「意見」を持ってない人たちが多いのは事実だ。

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日本語 [トキ・アートスペースで] [言葉 文 固有名詞]

東京都渋谷区にあるトキ・アートスペース。
東京都渋谷区にあるのは、もちろんトキ・アートスペースだけではない。
けれどトキ・アートスペースは東京都渋谷区にある。

トキ・アートスペースの近くでキスをしたことはありますか?
わたしはトキ・アートスペースの近くでキスをしたことはありません。
誰かトキ・アートスペースの近くでキスしたことはあるでしょうか?
そんなこと、わたしは知りません。

● このカテゴリーでは「固有名詞」を使い、日本語(ときにフランス語、英語)で短い文章を作ってみます。
ごく簡単な文章でも、それは「無から有」を生む行為です。
さらに「固有名詞」と絡めると、独特の効果が生じることがあります。

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映画「紀子の食卓」で見せた吉高由里子の「驚異」。「医龍3」第6話視聴率。「spec」戸田恵梨香は「薄っぺら」くない。 [吉高由里子]

吉高由里子がいかに映画女優としての資質に恵まれているか、あるいはいい意味での「毒」を持った存在であるかは、映画「紀子の食卓」で既に明らかとなっている。
「紀子の食卓」は吹石一恵が主役で、十分頑張っているのだけれど、「ほとんど女優かけだし」の吉高由里子が食っているのだ。
それはスクリーンへ映ったときの輝き、カリスマ性から、驚異的な「演技勘」まで全ての面で言えることだった。
「なあなあ体質」の日本では「誰が誰を食った」などという話はあまりされないが、クオリティを問う上でもっと積極的にされるべきだと思う。

「医龍3」第6話の視聴率は15.2%だった。

「spec」の戸田恵梨香に関して、例えばよく「テレビ票」を書いている今井舞などという人物は「薄っぺらい」などと評しているのだが、全然そんなことはない。
「ポップ」のいい部分に満ち溢れたキャラクターとなっている。
「ポップ」でいて「ディープ」なおもしろさも兼ね備えているのだ。
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愛の思索、その言葉 2010年11月20日 [愛の景色]

片思いの焼けるような苦しみと快感を忘れてはならない。

タグ:アート 言葉
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WOWOWで放送!「オレリー・デュポン 輝ける一瞬に」。 [愛とバレエ]

なぜかこの11月、WOWOWでバレエ関連の番組が多い。
それも見応えのあるものばかりだが、特にパリ・オペラ座団を扱ったものはおもしろい。
中でも「オレリー・デュポン 輝ける一瞬に」はそのハイライトとも言えるだけの内容だ。
これは以前当ブログで何度か記事にしている「l'espace d'un instant」と同じものである。

監督はフランス映画界の最前線で活躍するセドリック・クラピッシュ。
バレエに対する愛情が感じられるんだなあ。

逆にフレデリック・ワイズマンの「パリ・オペラ座のすべて」は、そりゃあ見応えはあるけれど、もう一つ愛情が感じられない。
だからわたしは「オレリー・デュポン 輝ける一瞬に」の方が好きだ。 

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