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スヴェトラーナとアルベール あるスペインの日 [生と死のためのアート]

スペインはトレドへバカンスに来たスヴェトラーナとアルベール。
大きなカトリック教会の前にあるカフェテラスで。

「ああ、おなかペコペコだよ、スヴェトラーナ!今日は豪快にマンジェ(manger)さ!すわっ!思わずフランス語が出ちゃったねえ♪」
「あら、アルベール、いつもながらのおっちょこちょいさん!おちゃっぴいもそこそこにしないと、メッよ!」
「ふふ、スヴェトラーナのメッなら、いつだって大歓迎さ!」
「メッ!」
「ああ、夢心地だよ、スヴェトラーナ!」
「じゃあ、もっとやってみようかしら」
「お願いさ!ぼくをもっとハッピーにしとくれよ!」
「メッ!」
「もっとさ!」
「メッ!」
「ああ・・」
「メッ!」
「うう・・」
「メッ!」
「くうう・・」

こうしてトレドの夜は更けていくのだった・・。
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ルコ美醜悪学 人間の認識 [ルコ美醜悪学]

「高齢者」だの「後期高齢者」だの、まるでそのような「同類グループ」がいるかのような表現は好きではない。
高齢であろうが若年であろうが要するに一人一人の人間は違うのであって、「まずは人間性」を見るという習慣を付けなければ社会の成熟もないと確信する。

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言葉 [ヴィルヘルム・レームブルック 鴻池朋子] [言葉 文 固有名詞]

わたしはかつてヴィルヘルム・レームブルックの展覧会へ行き、心を動かされました。
ヴィルヘルム・レームブルックの制作した像は、悲劇的な美しさに満ち溢れていたのです。
わたしはヴィルヘルム・レームブルックの展覧会で彼の芸術と対話した気持ちになったのです。
展覧会へ足を運び、対話した気持ちになれることはそんなに多いことではありません。
わたしは鴻池朋子の展覧会へ入ったことがありません。
わたしはトキ・アートスペースへ行ったことがありません。
わたしはデザイン・フェスタ・ギャラリーへも行ったことがありません。
けれど鴻池朋子の展覧会があれば、ぜひ行ってみたいと思っているのです。

● このカテゴリーでは「固有名詞」を使い、日本語(ときにフランス語、英語)で短い文章を作ってみます。
ごく簡単な文章でも、それは「無から有」を生む行為です。
さらに「固有名詞」と絡めると、独特の効果が生じることがあります。
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玉木宏がいい!「ギルティ」第7話視聴率。 三島由紀夫主演「からっ風野郎」的世界と吉高由里子。 [吉高由里子]

「ギルティ」はもちろんストーリーのディテールを見ていくとツッコミだらけとなるけれど、あの雰囲気を作り上げているだけでも評価したい。
明るさのないストーリー展開、テレビドラマとしては異例の「闇」を生かした映像作り、重々しいピアノを中心としたサントラ・・。
「明るく明快」が悪しき持ち味である日本のテレビドラマの「特徴」はほぼないに等しいドラマ作りが心地よいのだ。
「ギルティ」の中で玉木宏は今まで以上にいい俳優に見える。
いわば「のだめ」の世界を払拭して俳優とした新たな段階へ行った姿ということか。
「ギルティ」第7話視聴率は13.3%だった。

このところ三島由紀夫没後40年の話題をしているが、三島が映画に「主演」した作品が「からっ風野郎」だ。
「からっ風野郎」は増村保造監督。
まあフランスのヌーヴェル・バーグを意識した犯罪映画なのだけど、三島由紀夫の「浮き」ようが凄い。
一人「別世界の人間」が入り込んでいるようなイメージなのだ。
最近では芥川賞作家川上未映子なども大きな役で映画出演したが、比較にならない強烈なキャラクターだ。
このギトギトした増村保造世界。
吉高由里子はこんな世界に合っていると思うのだけれど。
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怒りは突然に・・ [生と死のためのアート]

怒りが止まらない日がある。怒りが止まらない時間がある。
なかなか思うように動かない状況に対する怒り。
どうも腐ったものが多すぎる社会に対する怒り。
過去に出会った「ある種」の人間たちに対する怒り。

とどのつまりは、そんな「怒り」を解決できないでいる自分に対する怒り。

ああせめて、眠る前は少しでも怒りを静めよう。
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愛の思索、その言葉 2010年11月27日 [愛の景色]

あの人は謙遜したり照れたりするけれど、ぼくは本当にそう感じているのだからこれからもその素晴らしさについて表現するだろう。

タグ:アート 言葉
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