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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~アニー・エルノーのフランスは歴代最高。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



今年ノーベル文学賞を獲得したアニー・エルノーだが、ずっと前から好きな作家なのだけど、もう82歳なのには驚いた。
きっとずっと『シンプルな情熱』のイメージが心にあるのだろう。
元はフランス文学の教員。
「オートフィクション」という手法の名手。

日本語翻訳されている著作には、

『シンプルな情熱』
『場所』
『ある女』
『凍りついた女』
『戸外の日記』
『嫉妬』

これらはすべて、堀茂樹訳そして早川書房からの出版だ。
今回の受賞で未翻訳の作品も翻訳される流れができればいいけれど。
なにせアニー・エルノーでぜんぜん盛り上がってないからなあ。
ノーベル文学賞受賞者を国籍別で再確認すると、フランスが18人でダントツなのはさすがというところ。
続いて、米国、英国、ドイツの順位となっている。
日本は二人で、川端康成と大江健三郎ですね。


・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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タグ:文学 アート
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