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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『沈黙のレジスタンス』のパットン、『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』、「三島由紀夫の微笑。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



『沈黙のレジスタンス』という映画で米国のパットン将軍が演説するシーンがある。
エド・ハリスによって演じられたパットンは風格十分、極めて思慮深く厳格な軍人のように見える。

『沈黙のレジスタンス』はパントマイムを高い芸術の域に押し上げた偉人マルセル・マルソーが第二次世界大戦中にユダヤ人の子どもたちの命を救う活動をしたエピソードを描いた作品だ。
『沈黙のレジスタンス』は十分に観応えある作品だが、マルセル・マルソーという人物の偉大さ、そして生前の姿の強力なカリスマ性を鑑みると、ジェシー・アイゼンバーグでは物足りないというのが正直なところ。
いや、ジェシー・アイゼンバーグ、決して悪くはないけれど、なにせマルセル・マルソーだからね。
「マルセル・マルソー」で検索して画像を見ていただければ、写真からでもその強力な磁力、理解していただけると思う。

大幅に話逸れるけど、『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』という映画を観た。
これは戦後日本の文化シーンにおいてはとてもよく知られた、1969年5月に東京大学駒場キャンパスで挙行された討論集会のドキュメントである。
この討論を記録した書籍は持っているけれど、やはり映像となると迫力がある。
と言うか、三島と戦況等の学生たちの「理論対決」の内容については理解し難い部分も少なくないし、わたしはそうした「理論」にはあまり興味はないのだな。
それよりも『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』を観ていてあらためて感じたのが三島由紀夫の絶大なカリスマ性。
ご存じの通り三島は小柄な体格なのだが、鍛え抜いた筋肉質のボディ、はさて置いて、やはりその「顔」である。
学生たちとの遣り取りの中でふと微笑するシーンがあるのだが、その笑顔の魅力的なこと。
こんな笑顔が出せる人、そうそういない、
「三島由紀夫の微笑」


・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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タグ:アート 映画
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