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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~美ヒヨコの現役外国人女優偏愛3人~『免許がない』の墨田ユキ。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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外国に目を転じれば、いっぱい好きな女優いるけれど、現役女優の中で(どうしても特に)というのが次の三人。

オルガ・キュリレンコ
ミシェル・ウィリアムズ
レア・セドゥ

それにしても作品的にはレア・セドゥの活躍は凄まじいよなあ。

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ところで、『免許がない』という映画を観たのだが、わたしの興味は、同作品くらいの年代のコメディ映画はどのようなレベルだったのかということと、新藤兼人監督の『濹東綺譚』で一躍注目女優となりながら、諸事情ですぐに消えていった墨田ユキを「今、観たらどうか」という点である。

免許をまだ取ってない映画スターが、(これではまずい)ということで、自動車学校の合宿に参加するというコメディである『免許がない』の監督は明石知幸で脚本が森田芳光、1994年の公開作だ。
1994年と言えば、平成6年であり、 へえ~、これ、昭和の映画かと思っていた。
キャストは、舘ひろし、墨田ユキ、西岡徳馬、片岡鶴太郎、江守徹、中条静夫、秋野太作、五十嵐淳子など。

で、コメディ映画としての『免許がない』であるけれど、実にゆるゆるで、容易には笑えない(笑)内容だった。
少なくともこの作品の片岡鶴太郎や江守徹では笑えないし、主演の舘ひろしも同様である。
要するに、『釣りバカ日誌』シリーズの三國連太郎や西田敏行のような、(この俳優がやっているのだから)という信頼関係が構築できないのですな。
特に江守徹の大仰な演技が寒かった。

もう一つの注目点、「幻の女優」墨田ユキだけれど、この人のフェロモンはなかなかに凄まじかった。
こうした猛烈な色香も、今の日本映画界に存在しないものだ。
と言うか、結局墨田ユキが活躍した期間は10年もなかったのだけれど。
ただ残念なのは、『免許がない』で墨田ユキの出番はさほど多くなかったし、墨田ユキがらみのギャグも笑えなかった。
墨田ユキは自動車学校の指導員の一人として出てくるのだけど、「あなたのバックはどう?」的なギャグもひねりがなく、中高生のにいちゃんのしょうもない会話を耳にしているような感があった。


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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。

 『マルタの鷹』ダシール・ハメット
 村上啓夫訳 より

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