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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~映画史上最大級のスキャンダル、パゾリーニ殺害事件。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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エライザ(ケアマネさん)が観た『アポロンの地獄』の監督ピエロ・パオロ・パゾリーニは
1922年生まれ、1975年死去。
53歳で死んだ。
と言うか、殺害された。
オスティア海岸でパゾリーニの遺体は発見された。
暴行を受け、轢殺されていた。
17歳のピーノ・ペロージが出頭した。
が、少年一人の犯行としては不自然だというのは当時からあった。
2005年にドキュメンタリー番組で「ファシストたちに殺された」とピーノ・ペロージは証言している。

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『ヘッドライト』Des gens sans importance (1955)という映画がある。アンリ・ヴェルヌイユ監督の作品だ。
ジャン・ギャバンがトラックの運転手、フランソワーズ・アルヌールが宿屋のウエイトレス。
男には妻子がおり、女は寄る辺がない。
いや、男は妻子がいても、寄る辺のなさでは同じだったのかもしれない。
男の運転するトラックで二人は夜の道を走る。
しかし女は・・・。
夜の道、トラックの助手席、ヘッドライト・・・フランソワーズ・アルヌールの、映画史上類い稀な寄る辺のなさよ。
そう、人間には、寄る辺が必要なのだ。

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