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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~今の日本で、どんな映画ファンであるべきか~アニエス・ヴァルダ、そして『禁じられた遊び』と『汚れなき悪戯』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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最新のリアルタイムの映画を追うのも大切だけど、やはりある程度は映画史を俯瞰できるくらいの知識は持つべきだ。
要するにある程度以上の「鑑賞眼」を持つべく常に努力する。
もちろん「映画が好き」だけでもいいんだけれど、現在の日本の社会状況、つまり日本社会の大部分が映画、だけでなく、文化芸術を貶めている状況を考えれば、悠長なことばかりは言ってられない。
というお話、今後深め広めていきます。

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それではアニエス・ヴァルダが監督した映画とはどのようなものがあるか。
あらためてフィルモグラフィをチェックして、まだ鑑賞していない作品が何本かあり、つまりわたしもこれからまだ、「新しいアニエス」を愉しむことができることになる。
ただ、ここではわたしが既に鑑賞しているアニエス・ヴァルダ映画の中で、特に印象的だったものを挙げておこう。

『5時から7時までのクレオ』
『幸福』
『歌う女・歌わない女』
『冬の旅』
『ジャック・ドゥミの少年期』

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『禁じられた遊び』
『汚れなき悪戯』

この2本の、子どもを主人公とした映画は、かつて多くの日本人にとってもほとんど「必見」作として受け止められていたし、もちろん映画館で鑑賞した人はそれほど多くなかろうが、テレビでもしばしば放送されていたし、わたしは中学時代、学校の講堂で『禁じられた遊び』を総見としても鑑賞した。
『禁じられた遊び』はフランス映画で、『汚れなき悪戯』はスペイン映画。
子どもが主人公ではあっても、決して「高知の中学生たち」に理解しやすい内容ではない。
しかしそれでも生徒たちは、ルネ・クレマン監督の『禁じられた遊び』を特に文句も言うことなく最初から終わりまで鑑賞したのだ。

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