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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌378日目~素晴らしい映画『こどもしょくどう』、そのスタッフ、常盤貴子、吉岡秀隆らの心意気。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

10月17日(土)手術後568日目 退院後378日目

『こどもしょくどう』という日本映画があるんですが、意外なほどよかったです。

でも『こどもしょくどう』という映画、世間的には知ってる人ほとんどいませんよね。
こういう映画、一人でも多くの人に存在を知っていただきたいし、継続して応援していきたい。

「いい映画」が必ずしも国民の共通財産となってない・・・これは日本という国がどうにも文化芸術を軽視し続けている由々しき状況の一端をあからさまに表している例なのです。

さて『こどもしょくどう』という映画、

監督は、日向寺太郎

脚本が、足立紳、山口智之

原作が、足立紳

出演者が、藤本哉汰、鈴木梨央、石田ひかり、常盤貴子、吉岡秀隆など。

撮影が、鈴木達夫

編集が、川島章正

そして製作会社が、パル企画、コピーライツファクトリー、バップ

配給が、パル企画です。

『こどもしょくどう』という映画のおおまかなストーリーは、街の料理屋の小学生の息子が主人公でして、彼はいじめに遭っている同級生の男子を家に呼んで一緒にご飯を食べさせてあげたりしている。
いじめに遭っている男の子の家庭は母親が愛人を子どもたちの前に引きずり込むようなことが平気で起こる、決していい環境ではないんです。
そして主人公の少年はある姉妹(姉が少年と同学年くらい)と出会うのですが、その姉妹は父親とともに白いバンの中で生活していて、小さな妹はしょっちゅう「お腹空いた」と訴えている。
この設定はやや反則気味ですが、品格ある演出と子役に対する演技指導によって、違和感を持つことなく観ていられる。

姉妹が気になり出した主人公の少年は家庭で出されたおかずなどを持って行き与えるようになり、ついには家に招いてともに食事をするようになる。

ところで『こどもしょくどう』、常盤貴子、吉岡秀隆というビッグネームが出演しています。
この二人、日本ではスター俳優ですよね。

ところで余談ですが、最近日本の芸能人に対して「スーパースター」という言葉を軽々に使う人がいるけれど、基本「日本国内での知名度が中心の人」に対してこの言葉、そぐわないとわたしは思ってます。
まあ、「大スター」という言葉ならいいですけれど。

で、それはさて置き、キャストに常盤貴子、吉岡秀隆の名を見た時、(ちょこっと出てるくらいかな)と想像したのですがあにはからんや、たっぷり本格的に出演しています。
こういうの尊敬しちゃいますね。
ギャラとか「どれだけ目立つ作品化」とかが出演の基準となってない。
映画の企画やシナリオなどに惚れ込んでの、そして意気に感じての出演でしょう。
しかも二人とも『こどもしょくどう』の中で、とてもいいんです。(つづく)

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●末尾ルコ かつて語ったイングマル・ベルイマン 4 [「言葉」による革命]

もちろんその内容を深く追究すれば、キリスト教思想に基づいた細かなディテールを分析できるでしょう。
ではベルイマンの「叫びとささやき」はキリスト教思想や「神の不在」に関する深い造詣がなければ愉しめないかと問われれば、まったくそんなことはない。
ストーリーはシンプルで分かりやすいし、女優たちの演技は超一級。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年10月24日 [愛の景色]

それにしても君にはどうして
ナチュラルなエレガンスがあるのだろうか

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌377日目~早くも鼻水が・・・?~わたしの左足指の「むくみ感」の正体は?介護動作で適度に「力を抜く」こと。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

10月16日(金)手術後567日目 退院後377日目

10月8日は台風14号が近づいてきていた日なのですが、夜はこの秋一番冷え込みを感じました。
わたしはその数日前から既にインナーの薄手のタイツを着用していたのですが、それでもまだ肌寒さを感じましたね。
深夜を過ぎるとさらに寒い・・・というほどではないけれど、涼しさよりもかなり強い冷え込みを感じ、軽く鼻水が出るという憂き目に。
昨今鼻水たらたらでは入れない場所もありますからね。
秋冬に定番の鼻炎も極力抑えねばならない。

ところで10月7日にイオン高知の新館へ初めて足を運んだというお話をしましたが、車椅子を押しながら30分ほど歩いたでしょうか。
最近になく、(カロリー消費したなあ)という気持ちになった。
まあそれだけわたしが運動不足が続いていたことでもあるのでしょうが、「車椅子を押しながら歩く」のはやはり普通に歩くのとはずいぶん違う。
約60㎏の母を乗せて押しているだけでもある程度以上の負荷を感じるけれど、さらに右折や左折、ストップなどの動作の時に、「一人だけ」の時とはまったく異なる負荷がかかります。
押していて(間違いがあってはならない)という神経も使う。
乗っている母にはできるだけ快適にしていてもらいたいですしね。

それとですねえ、もう半年以上前から原因の分からない左足指のむくみ感があったんです。
しかし見たところ特に肉眼で分かるむくみはない。
何だろうなあ~と思いつつ時にマッサージなどをしてみても特に解消される様子はない。
それが最近ですね、右足指にもむくみ感が出てきたんです。
で、気づいたんですが、これはどうやら「車椅子を押している負荷」が原因なのではないか。
歩いている時に足指に強い負荷は感じませんが、方向転換やストップの時に、知らず知らず足指に力が入っている。
まず左足指にむくみ感が出たのも、方向転換はほとんど左向きなんです。
つまり毎日かなりの回数、押しているわたしの左脚を軸にした方向転換が行われていて、左足指に力が入っているんですね。
恐らく原因は(これだ!)と自分で納得できました。
まあ「むくみ感」といっても日常生活に不都合なほどのものではないし、今後はできるだけ負荷がかからないように気をつけてみようと思ってます。

介護動作をする際に、そうなんですよね、「上手に力を抜く」って、母が自宅へ帰ってきたばかりの頃は緊張して難しかったけれど、最近は徐々にできるようになってきています。
まあこれは介護関係の本などにもよく取り上げていますが、「梃子の原理」などを取り入れつつ、できるだけ介護者自身の肉体的負担を軽減していくやり方ですね。
本を読んだだけではもちろんすぐにはできないけれど、そこは経験。
徐々にできてきている実感はあります。

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●末尾ルコ かつて語ったイングマル・ベルイマン 3 [「言葉」による革命]

そういうわけで、わたしも長い間、「イングマル・ベルイマン=超難解」のイメージは持っていた。
それが今ですね、「叫びとささやき」や「仮面ペルソナ」などを観ても、「おもしろい!」んです、これが。
「難解さ」なんてまったく感じない。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年10月23日 [愛の景色]

ただ変わらないのはあなたの
言葉使い
優雅で少し古風で、けれどとても知的な

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌376日目~下剤『センノシド錠』の服用法について質問。~イオン高知新館を探索。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

10月15日(木)手術後566日目 退院後376日目

10月6、7日のA病院内科、脳外科受診日についてももう少し振り返ってみます。
今回内科の先生に尋ねたのが「下剤の服用法」です。
現在母は『センノシド錠』というお通じ薬を処方してもらってますが、入院中は担当の看護師さんに、「2日(お通じが)なかったらのんでほしいんです」と言われてました。
でもその時は、(2日くらいで、それはちょっと)と思い、退院後も当初はそうですね、4~5日出なかったら服用というパターンでした。
2日でないくらいはわたしも普通でしたし(何やら最近は毎日出てるわたしですが 笑)、頻繁に服用して効果がなくならないかな・・・という懸念もありました。
けれど以前お話した、「22日間の便秘」で凝りてしまいましてですね、このところは2日間出ないくらいでも服用してもらっているんですが、内科の先生にその服用法の良し悪しを確認したかったんです。
「そのくらいで問題ないです」とのこと。
「22日間便秘」の時期には何度となく『センノシド錠』を服用してもまるで効かなかったんですが、最近は服用して翌日か翌々日にお通じがあることが多いです。
ただそれは水分摂取量を増やすなど、他の努力も並行してやっているからなのだろうなとも思ってます。

翌7日の脳外科の日は、既にお話したようにアッという間に受診が終わりました。
それはそれでよかったのですが、脳外科の診察室はリハビリ室の近くにあって、受診の日にはお世話になったセラピストさんたちに何人も会えるのが普通なんですが、今回は診察がやたら早く終わったので1人しか会えませんでした。
今はコロナの件で病棟へ上がれないから、こういう機会は貴重なのですが、今回は少し残念でした。

受診が早く終わっても処方箋を持って薬局へ行き、一定時間待たねばならないのですが、それを含めても10時になってなかったので、イオン高知へ行き、最近オープンした新館へ初めて足を運びました。
こういう「初めての場所」というのも母にとってはいい刺激になります。
実のところ新館といっても大したことなかったのですが(笑)、それでも「こりゃあ、広い!」と大喜びしてくれる母。
こんなシンプルなところが、スタバなどで若いスタッフさんたちにも好かれる要素だと、息子ながら嬉しく感じます。
イオン高知の新館にできた『FOOD FOREST』と名付けられた場所、要するにいろんな食べ物屋があって、オープンスペースで食事ができるのですが、ラーメン屋さんが多いですわ。
ラーメン、わたしも好きですが、もうちょっとどうにかならないかとは思ったです。

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●末尾ルコ かつて語ったイングマル・ベルイマン 2 [「言葉」による革命]

ジャンルのファンにとって、「そのジャンルの熱心な理解者である自分」と「一般の人」の間には明確な差異を保っておきたいもので、しかもまだ幼かった(うふふ)わたしは、(とても子どもが観るようなものではないベルイマンなんて知ってるオレってかっちょいい!!)と感じていなかったと言えば嘘になるのです。
今のわたしはそうではありませんけどね。
ただ便宜上、例えば「映画ファンー一般の人」という区別はしています。
これは「マニアという狭い世界を作りたい」という気持ちとは真逆で、「より多くの一般の型にもコアな世界を知ってほしい」という気持ちからです。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年10月22日 [愛の景色]

変わったのは間違いないと思うけれど
ぼくと出会ったこととそれが関係あるかは
分からない

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌375日目~現在わたしが必ず「観たくなる」女優、ハリウッド、日本。~10月の脳外科受診は驚愕の・・・。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

10月14日(水)手術後565日目 退院後375日目

最近の米国映画界ですが、そして女優を中心のお話になりますが、もちろんかつてのような超大物はなかなか見当たらないけれど、若手で(この女優が出ているなら観てみたい)と思う人はかなり多くいます。
そういう女優の多さという点では、70~90年代よりも愉しい状況ではあります。
パッと思いつく女優を挙げるだけでも、
ジェニファー・ローレンス
エマ・ストーン
アリシア・ヴィキャンデル
ブリー・ラーソン
シアーシャ・ローナン
ルーニー・マーラ
エル・ファニング
クリステン・スチュワート
エリザベス・オルセン

世代が上の大物クラスとなりますと、

ミシェル・ウィリアムズ
ケイト・ブランシェット
ケイト・ウィンスレット
サンドラ・ブロック
ジェシカ・チャステイン
スカーレット・ヨハンソン
アネット・ベニング

超大物と言っていいクラストなりますと、

ジュリアン・ムーア
メリル・ストリープ
ジュディ・デンチ

とかですね、きっともっといるでしょうが、パッと頭に上る女優だけでもこのくらいはいる。
これは映画ファンの、特にスクリーンにおける「ミューズとしての女優」を探求(?)し続けるわたしにとっては嬉しい状況なのです。

で、翻って日本はどうかと言いますと、に骨伊賀界の現状が決してよろしくないのはもちろんですけれど、実は出てたらお粗末そうな映画(笑)でもちょこと観たくなる若手女優ってけっこういるんです。
まあミーハー丸出しですけどそれはご勘弁いただくとして、でも「ミーハー心」って人生を愉しむためにはとても大切だと思います。
映画についてだけでなく、どのような分野に対してもですね。
もちろん過度なミーハー心は困った事態を招きかねませんが、過度でなければミーハー心は日々の生活をおもしろくしてくれます。

というわけで、わたしは「適度なミーハー心」だと自負しておりますけれど、キャストに名前が載っておれば作品を観たくなる日本人若手女優は、

桜井日奈子
中条あやみ
有村架純
松本穂香
橋本環奈
清野菜名

・・・まあ他にもいますけど。
この女優たちよりも世代が上の長澤まさみなどは今や別格ですね。
しかし単にミーハー心だけでなく、これら女優を推すのはわたしなりの哲学的・美学的考えがある。
いや、ホントですよ(笑)。
といった件についてもどんどんお話していきます。

・・・

10月7日は母の脳外科定期受信日でした。
今回は予約時間が午前9時30分でして、家を8時40分ほどに出た。
スムースに受付をして脳外科前のロビーへ。
血圧測定をした後、何と数分で名前を呼ばれた。
ロビーにほとんど外来患者さんがいなかったけれど、ひょっとしてうちが一番?
この日は脳外科での検査もなくて、握力を測ったり(右が14と、いつになく高かった)問診をしたりでアッという間に受信終了。
午前9時30分ほどには会計も終わって病院外にある薬局へ・・・驚愕の早さで終わった今回の脳外科受診だったのです。

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