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●末尾ルコ かつて語った、『エンゼル・ハート』 2。 [「言葉」による革命]

しかしタイムズスクエアの雑踏の中、振り向こうとする男は誰なのか?
あのアパートメントの一室はなぜ赤く煌々と灯りがついているのか?
あの黒人夫人は誰の血を拭いているのか?

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年10月13日 [愛の景色]

(進まないで、何の人生か)と
思い直してもいる

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌367日目~ケアマネさんとの会話の後の上気した心と体。~デ・パルマ『アンタッチャブル』の魅惑をどう語るか。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

10月5日(月)手術後558日目 退院後367日目

9月25日は母がお世話になっているケアマネジャーさんの家庭訪問日。
いつしかケアマネさんの滞在約1時間の中、「10分強がわたしたちからの現状報告、10分強がケアマネさんからの介護に関する事務的な報告、その後は映画や芸術人生について語り合う」という、まあだいたいこんなパターンとなっています。
会話の弾む人とは本当に1時間などアッという間。
今回もアッという間の1時間。
しかも話し終えた後に、(ああ、あの話もすればよかった。あんな風に言えばよかった・・・)などとどうしても思ってしまう。
そして「いい会話」をした後しばらくは心も体も上気しています。
そんな経験ありませんか?
愉しい会話の後の、心も体も満たされた気分。
もちろん無口な人たちの個性も素敵(な場合もあるでしょうし、そうでない場合もあるでしょう)ですけれど、「会話の愉しさ」を本当に知ったらそうは言ってられないと思うんですけどね。
それと愉しく会話した後の心だけでなく体も上気した、ぽかぽかしているいい心地。
心と体が密接に結びついていることが実感として理解できます。

「会話」・・・人生の中にどんどん入れていきましょう!

「よき会話」をいつでも発生させる話題として、特に「映画」は抜群のジャンルであることも忘れないでください。

・・・

ブライアン・デ・パルマの『アンタッチャブル』という映画ですが、2時間弱でこの密度、愉しみどころが満載の作品です。
歴史的大ギャングだったアル・カポネとエリオット・ネス率いる「アンタッチャブル」の対決はもちろん歴史的事実とは大きく違う、脚色されています。
「アンタッチャブル』は歴史的事実をネタにしてゴージャスに仕上げた特別ディナーと言うこともできるでしょう。
しかも監督がブライアン・デ・パルマだから、これはもう映画ファンでなくても分かりやすい、あざといまでに華麗な演出ぶり。
「監督を意識しつつ映画を観る」のは映画ファンの醍醐味ですが、ブライアン・デ・パルマの作品は映画初心者でも「あの場面のカメラワークは~」とつい語りたくなる分かりやすさと魅惑に満ちています。

そして『アンタッチャブル』と言えば、ロバート・デ・ニーロのアル・カポネ。
これはもうデ・ニーロが「デ・パルマ『アンタッチャブル』」であることを十二分に理解した上での痛快なまでに分かりやすい役作りと演技。
日本でもずっと「女デ・ニーロ」だの「日本版デ・ニーロ」だの「カメレオン俳優」だのいう言葉が、見果てぬ夢であるにせよ(笑)、そして到底映画を知らないであろうネットのライターも使いたくなる言葉の数々を生んできたデ・ニーロの偉大過ぎるキャリアの中でも「最も分かりやすい痛快演技」と言えるのですからこの『アンタッチャブル』は。

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