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●末尾ルコ フラグメント 『イコライザー』 [「言葉」による革命]

『イコライザー』は、デンゼル・ワシントンのマッコールがやたらと強く、その強さは非現実的なのだが、そこは映画の魔術、優れた演出は、「非現実的だけれど、現実っぽい」感覚を創り出すのである。

「やたらと強い」が説得力を持つためには、当然ながら、演じる俳優に説得力が必要だ。
だからと言って、現実の格闘家や軍人を映画に出しても作品が成立するはずもなく、そこは見た目もほとんど老けない名優デンゼル・ワシントン優に60歳を越え、十分に「目茶目茶強い」が成立している。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年10月17日 [愛の景色]

あなたはあなたで
ぼくが(いないのだろうか)と
一瞬訝っていたと
あなたは言う

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌370日目~雑誌の表紙をそっくりそのまま描く、あいみょん。~山口百恵映画は本当に「素晴らしい」のか? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

10月9日(金)手術後561日目 退院後370日目

そう言えば、どう言えば、今年の夏はリビングに小蟻がほとんど出てこなかったですな。
これも新エアコン効果か?
確か新エアコンにする少し前は何度か子蟻の奴ら見かけたんです。
と言うか、お菓子にたかってたし。
密封されていると思ってた包装の中に小蟻の野郎どもが入り込んでいたんですよ。

それはさて置き、あいみょん。
何かの番組で自分の描いた絵を公開していた。
それが何と、ある雑誌の表紙を丸写ししたという「絵」だったのですわ。
表紙も表紙、表紙の隅々までそっくりそのまま描いたものでして、まずあいみょんのような超売れっ子がそういうことをやってるってことに驚いたのと、雑誌の表紙であれ何であれ、「そっくりに描く」っていうのは人間の感覚を刺激する要素が多分にあるのかなと思ったものです。

まあ昔から「創造は模倣から始まる」とも言われますからね。
これは盗作を奨励している言葉ではありませんよ、念のため(笑)。
昨今、読解力に欠ける、もっと言えば日本語の通じない日本人が多いですからね。
そういう人たちに限って、(自分は絶対正しい)と妄信しているものです。

それともう一つ言えば、日常生活の中で、

「様々な感覚を刺激する」って、

とーっても大切です。

老若男女問わずです。

この件については今後どんどんお話をしていきます。

ところで山口百恵のお話の途中でしたね。

山口百恵と言えば、三浦友和とのコンビで映画にも多く出ているのですが、わたしは(へっ!アイドル映画じゃん)てな感じではなっから無視しておったのです。
ところが後年、信を置いている映画評論家の一人が山口百恵の映画を高く評価していると知りまして、(へえ、じゃあ観てみようかな)と思い始めたのですよ、はい。
で、渡りに舟とばかり、最近BSで百恵・友和映画を放送しておりましてですね、(ここぞ!)とばかりにできるだけ鑑賞するようにしておりますです。
そこで観たのが、『伊豆の踊り子』と『潮騒』。
前者は川端康成、後者は三島由紀夫の言わずと知れた傑作小説が原作です。
けれどこの百恵・友和によって演じられたこの二本、そこそこには愉しめましたが、真剣に(素晴らしい!)と感じるような映画ではなかった。
演出も主演の二人も鈍臭くてねえ。
もちろんこれは「わたしの感想」に過ぎないのだけれど、(やっぱりこんなものかなあ)と思ったのも束の間、

『絶唱』という作品を観たのです。

これがなかなかよかった。

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