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●末尾ルコ かつて語った「バーダー・マインホフ 理想の果てに」ウーリー・エデル監督 [「言葉」による革命]

「バーダー・マインホフ 理想の果てに」ウーリー・エデル監督

映画としてはルフトハンザハイジャック事件の前後から駆け足になってつまらなくなるが、それまでは怒涛の迫力でバーダーマインホフグループとドイツ赤軍の姿が描かれる。モーリッツ・ブライブトロイやマルティナ・ゲデックの好演もさることながら、テロシーンの多くは純粋なアクション映画としても興奮させられる。
1970年代に興味を持つ者なら必見の作品。

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●「母連れ狼」末尾ル コ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~1月7日、『ダークサイドミステリー』のヒトラーと、歴史学の信用し難い要素。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



NHKで『ダークサイドミステリー』という番組があって、少し前にBSで纏めて放送されていたけれど、再放送だったと思うんですが、案外深く掘り下げる構成になってておもしろいです。
アドルフ・ヒトラーを取り上げた回でも、「歴史上最悪の指導者」として語られるヒトラーが、「しかしこんな恩恵をドイツ人にもたらした」という文脈で語られる「アウトバーン建設」や「フォルクスワーゲン開発」なども、「実はヒトラー政権はさほどの役割を果たしてない」といった説も紹介されるし、もちろんその説が正しいかどうかは分かりませんが、でも(そういう見方もあるんだ)と興味は湧きますよね。
ただわたしいつも感じてるんですが、歴史学者(だけじゃないですが)って「新説のための新説」を捻り上げてるんじゃないかなっていうね。
つまり既存の説を常に(はい、その通りです)にしておいても〈自分の手柄〉にならない。
もちろん目立てない。
だからどうにか新説を捻り出そうと、その前提で資料を予断たっぷりで読み込んだりしてるんじゃないか。
そんなケース、かなりあるんじゃないかと疑ってます。
もちろん既存の説に疑義を唱えることから新たな地平が拓けるっていうのはあるけれど、歴史って特に「証明」が不可能な分野ですからね。
言っちゃ悪いがどうとでもなるんじゃないか。
もちろんあまりの珍説やトンデモはすぐさま退けられるんでしょうが。
でも昭和や平成の歴史でさえ、既に「これが絶対!」なんていうことは不可能なものばかり。
なのに古代から近代史に至るまでの歴史なんて正確なこと分かるわけない。
教科書やなんか、歴史に関しては「~だった」と事実であるかのように書くのではなく、「~だったのではないかと考えられている」くらいに書くのが真っ当でしょう、普通に考えたら。

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