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●末尾ルコ かつて語った『女は二度決断する』 [「言葉」による革命]

『女は二度決断する』という映画があって、その「女」とはダイアン・クルーガー。
ダイアン・クルーガーが欧米世界でいかに「超美人」と認識されているかというお話は以前に少ししましたね。
「美」にはかなりの普遍性があるのだと思いますが、時代差や地域差もかなりあるのも事実です。
ダイアン・クルーガーは日本人から見ても「美人」でしょうが、おそらく「特別」とまでは認識されないでしょう。


タグ:アート 映画
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年5月29日 [愛の景色]

2度、ある場所を歩く小柄な女を見た

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、母(うたちゃん)の日々、山田姉妹の「朧月夜」と『エデンの東』ジュリー・ハリスの「人間味」。 [「言葉」による革命]

わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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「朧月夜」、美しい歌詞、そしてシンプルで瞑想的なメロディ。山田姉妹のお二人のご歌唱を聴きながら、わたしは部屋の中でさえ空を見上げます。いつかドビュッシーの「月の光」を山田姉妹のお二人がヴォカリーズでお歌いになればなあと希望しつつも。

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『エデンの東』のヒロインはジュリー・ハリスです。
一見パッとない外見なんですね。
ちょっと地味な、シブい顔立ち。
結局映画界では大成しなかった女優なのですが、しかし『エデンの東』のヒロインを演じたことによりその存在は永遠性を帯びることになったのです。
『エデンの東』のジュリー・ハリス、ただヒロインとして作品中に収まっているだけでなく、とってもいいんですね。

『エデンの東』の中でジュリー・ハリスはジェームズ・ディーンの兄の恋人である。
いずれ義理の弟となるはずのジェームズ・ディーンは精神的に不安定で行動も予想がつかないところがあり、当初ハリスはしきりに彼を「怖い」と言っている。
ところがそうは言いながらも、究極的な寂しさを漂わせる、そして美しい顔立ちのディーンへの気持ちが徐々に深まっていくのを自覚している。
そして後半、愛されたいのに愛してもらえない父に対する精魂を籠めた贈り物をしようとするディーンへの、ハリスの心づかいが何とも麗しい。
いやホント、「人間味溢れる」あるいは「慈愛に満ちた」という言葉が実にしっくり来る名演です。
映画界では成功したとは言えないジュリー・ハリスだけれど、『エデンの東』の中での彼女を観ているだけで心が温まる。

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