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●末尾ルコ かつて語った「ホワイトアウト」ドミニク・セナ監督 [「言葉」による革命]

「ホワイトアウト」ドミニク・セナ監督

南極で起こった殺人事件の謎を追う・・「アンダーワールド」以来「あねご」と呼んでいるケイト・べッキンセイルだから観たわけだが、うん、「あねご」は綺麗だった。作品は殺人、南極の自然、サスペンスなど盛りだくさんで展開するが、必ずしもうまくさばけていない。ま、「あねご」が綺麗だから。(笑)

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~もう存在しないパリ、『泣きぬれた天使』に心動く。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



『泣きぬれた天使』という映画があって、90分もないのだけどとてもとてもよかった。
1942年の作品で、だから第二次世界大戦はまだ終わってないんだけど、監督はアンドレ・ベルトミュー、フランス映画です。
これはまたフランス映画らしいフランス映画で、と言っても現在のフランス映画じゃなくて、「かつての」フランス映画。
大戦後の日本人が憧れたフランス、パリが描かれている、そう、『巴里祭』とか『パリの屋根の下』とか、それこそ『天井桟敷の人々』などで描かれたパリの雰囲気が味わえる。
そんなパリはもうないからね。
登場人物のフランス人は白人ばかりで。
今のパリを描くとしたら、黒人やイスラム系の人々がいなきゃおかしい。
どっちがいいという話じゃなくて、「今は存在しないパリ」を観られるだけでも価値がある。
小津安二郎の映画で「今はない東京や鎌倉」を愉しめるように。

もっとも『泣きぬれた天使』はほとんど室内のシーンなんだけどね。
でも主演がジャン・ルイ・バローだから。
『天井桟敷の人々』の。
ジャン・ギャバンとは違って意味で、フランス映画史の天上人です、ジャン・ルイ・バロー。

『泣きぬれた天使』の原題は『L’ANGE DE LA NUIT』、「夜の天使」という意味だけれど、「泣きぬれた」とつけたくなる気持ちも分かる。
なにせヒロインのミシェール・アルファ、登場シーンでいきなり泣きぬれているから。
その泣きぬれ方が今の映画では見られない泣きぬれ方なんだな。
そして、割と軽い気持ちで観始めたけれど、ジャン・ルイ・バロー演じる彫刻家が戦争から盲目となり帰還したけれどどうしても絶望感に苛まれる。
それをヒロインのミシェール・アルファが励ますシーンが素晴らしい。
心動かされる。
台詞回しはいささか大時代的だけれど、それが大きな効果を読んでいる。
さほど期待して観たわけじゃないが、忘れ難い一本になった。
いつの時代も映画はとてもおもしろい。



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