●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~エライザ(ケアマネさん)家庭訪問、「次のデイ」はどうなるのか その3。 [「言葉」による革命]
わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。
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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。
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「そう云えば、オードリー・ヘプバーンはどうです?」
と尋ねたのは、たまたまうたちゃん(母)と『ローマの休日』を観ていたからもあるけれど。
「あ、好きですよ。あのスタイルとか。でもわたしやっぱりカトリーヌ・ドヌーヴとかヨーロッパ系が好きなので、オードリーに熱中したことはないですね」
そう言えばこの話の前にジェニファー・コネリーについても会話したのだっけ。
「ドヌーヴ、じゃあ次はジェーン・バーキン?」
「そうですね・・・でもバーキンは女優と言うよりもアイコンと言うか」
「あー、でもあの人、すごくいっぱい映画出てますよね」
「そうですね」
「んー、でも女優としての代表作となると、それほど思い当たらないかな。カトリーヌ・ドヌーヴだとアイコンでありながら、女優としての代表作も多いし」
「ですよね」
「じゃあ、ドヌーヴ以外に好きな女優は?」
「・・・うーん、いっぱいいるんですけど、すぐに出てこないな。男優より女優の方が好きな人、いっぱいいるんですけどね」
そう。
自分が好きな俳優や映画、あるいはミュージシャンでも作家でもいいけれど、「誰を」と問われるとすぐ出てこないものなのです。
だからいつ問われてもいいように、いつでも準備しておく必要があるんです。
さて今回のエライザ家庭訪問は午前11時前に終わったのだけど、夕方彼女から着信があった。
次のデイの候補が見つかったという連絡だ。
その件についてはまた後日お話しするが、多分そのデイサービスにお世話になるだろうと思う。
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『アデルの恋の物語』の名台詞
「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」
『バベットの晩餐会』の名台詞
「芸術家は貧しくならないんです」
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眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞
「それはそれ 恋は恋」
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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。
『マルタの鷹』ダシール・ハメット
村上啓夫訳 より
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