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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレックの『A GHOST STORY』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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ふとミシェル・ウィリアムズが頭に浮かび、
(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の彼女は素晴らしかったなあ。出番は少なかったけど、魂が搔き毟られるようだった)
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の主演はケイシー・アフレック。
大好きな俳優の一人だ。
ケイシー・アフレックは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞を含め主演男優賞をほぼ総なめにした。
そのケイシー・アフレックの主演作の一つに『A GHOST STORY』がある。
ケイシー・アフレックは交通事故で死んだ男。
幽霊となって妻を見守り続ける。
妻はルーニー・マーラ。
幽霊となったケイシー・アフレックは何と映画中ほとんど「白いシーツを被った幽霊姿」のまま。
頭からすっぽり白いシーツを被っていて、目の部分には穴を開けているけれど、基本顔は見えない。
大袈裟な演出は一切なく、神秘的かつ美的な静謐に満ちた作品だ。
このような映画に大スターのケイシー・アフレック、そしてルーニー・マーラが出演することに映画の、そして米国映画界の性根が座った強靭さが実感できてとてつもなく嬉しい。
監督のデヴィッド・ロウリーは2013年公開の『セインツ』で同じくケイシー・アフレックとルーニー・マーラの共演を実現させている。
この作品も実に観応えがあった。
共演のベン・フォスターも素敵な俳優で、メラニー・ロラン監督の『ガルヴェストン』に主演しているが、これは傑作である。

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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。

 『マルタの鷹』ダシール・ハメット
 村上啓夫訳 より

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