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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『想い出のマルセイユ』のイヴ・モンタンとジャック・ドゥミとは。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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イヴ・モンタンは1921年に生まれ、1991年に死去している。
70歳。
そのフィルモグラフィは、まず何と言っても『恐怖の報酬』、マリリン・モンローと共演した『恋をしましょう』も目を惹く。
そして『パリのめぐり逢い』や『夕なぎ』、『うす潮』といった恋愛映画や『Z』、『戒厳令』などのリアルなポリティカルサスペンス、さらに『仁義』といったフィルムノワール、あるいは『愛と宿命の泉』にも出演している。
エマニュエル・ベアールをスターダムに押し上げた2部作の映画『愛と宿命の泉』、また観たいんだよなあ。
『想い出のマルセイユ』は70歳で死去したイヴ・モンタンにとっても、彼にとって晩年の出演作。
監督のジャック・ドゥミにとっては遺作となって映画だ。

ジャック・ドゥミはもちろん『シェルブールの雨傘』の監督。
カトリーヌ・ドヌーヴと組むことが多かった。
『ロシュフォールの恋人たち』や『モン・パリ』などでドヌーヴと組んでいるけれど、それ以前に『ローラ』でアヌーク・エーメと組んでいるのも忘れてはならない。
ジャック・ドゥミの妻がフランスの偉大な女性映画監督アニエス・ヴァルダであったことも少々以外だが、忘れてはならない。


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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。

 『マルタの鷹』ダシール・ハメット
 村上啓夫訳 より

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