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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~坂本龍一を追悼する浅田彰の素晴らしい言葉。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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この春死去した坂本龍一。
追悼番組、追悼記事などできるだけ接するようにしているが、さすが素晴らしい内容だと思ったのが浅田彰の言葉。
その記事をわたしは地元『高知新聞』で読んだのだが、もちろんほかの媒体へも掲載されている。
一部引用させていただこう。

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ただ、特に病気の後は、仮面をかぶった完璧な職人であることをやめ、世界の響きを体で受け止めて音楽にしていく素顔の音楽家になった。最後に自分の音楽を発見するという素晴らしい物語でした。


衰弱し、自分の世界が病室だけに狭まっていく中で、簡潔でありながら大宇宙を凝縮したような豊かさをもつ音楽を遺した。見事な「晩年様式」の達成と言うほかありません。

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素晴らしい言葉だと思う。
坂本龍一の、残念ながら晩年となってしまった日々とその芸術活動を深く見据え、さらに人間の生と死そのものへの探求まで至っている。

NHKで再放送された『スコラ』もおもしろかったし、さらに凄かったのは『100年インタビュー』。
わたしそこまで知らなかったのだが、坂本龍一がいかに映画を愛し、映画に影響を受けてきたかを本人の口から聴けるという素晴らしい経験をすることができる。
このことについてはこれからもお話していこう。

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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。

 『マルタの鷹』ダシール・ハメット
 村上啓夫訳 より

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