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●「母連れ狼の」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『ドライビング・バニー』と『ロスト・ガールズ』のトーマシン・マッケンジー~フランスス・マクドーマンドからメリル・ストリープへの言葉。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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『ドライビング・バニー』と『ロスト・ガールズ』の共通点と言えば、もちろんトーマシン・マッケンジーが出演していること、そして二つともに「母親が戦う」映画であるということ。
『ドライビング・バニー』でトーマシン・マッケンジーはその「母親」の姪であり、『ロスト・ガールズ』では「娘」である。

どちらも一筋縄ではいかないシニカルな映画である。
特に『ドライビング・バニー』のクライマックスでわたしは大きく心を動かされた。
力のある映画だ。
そのような作品の中に美貌のトーマシン・マッケンジーがそんざいしていること、それ自体が凄い。

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2018年アカデミー賞は第90回目だった。
ゲイリー・オールドマンは語った。
99歳の彼の母に、「変わらぬ愛とサポートを感謝している」と。

フランシス・マクドーマンドは会場にいる女性候補者に「立ちましょう」と促し、メリル・ストリープに対して、「メリル、あなたが立ったら他の人たちも立つわ」と呼びかけ、もちろんメリルは真っ先に立ち上がり、(ああ、こんな時にメリル・ストリープの存在は凄いなあ)と思っていたら、マクドーマンドのエモーショナルなスピーチを締めくくった言葉が、

「inclusion rider」だった。

まあポリティカル・コレクトネスを嫌悪する人たちにとっては頭痛ものの展開だったわけだが。

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