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●「母連れ狼の」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~映画の美『11人のカウボーイ』の恐るべきシーンの若きブルース・ダーン~魂を掻き毟られる『ローガン』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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ゴールドラッシュに目が眩んだ人間が大量に輩出された時代の米国、牛追いを手伝う大人が見つからず、11人の少年たちにそれを依頼するジョン・ウェイン。
しかし西部劇だ、悪党どもはやってくる、たとえ子供たちがほとんどの集団相手であっても。
悪党のトップは若き日のブルース・ダーン。
既にこの時代から、大大大スターのジョン・ウェイン相手に、『ザ・ドライバー』で見せたような、『ブラック・サンデー』で見せたような、マッドな偏執狂的パフォーマンスを見せつけてくれる。
ジョン・ウェインとブルース・ダーンのクライマックスシーン。
これは映画史的にも恐るべきシーンと言えるけれど、しかし恐ろしく美しいのである。
二人を捉えるカメラ、構図が、その緊迫感を含め、ひたすら美しい。

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映画『ローガン』については各国のメディアが絶賛しており、絶賛を受けて鑑賞しても大きな興奮と感銘を与えられる見事な作品だ。
わたしはかつてヒュー・ジャックマンも彼が演じる「ウルヴァリン」も好きではなかった。
どうにも大味な印象のみで、『Xメン』のシリーズであれば、「マグニートー」が一番好きかなというところだった。
ヒュー・ジャックマンの印象が好意的なものに変わったのは、『レ・ミゼラブル』あたりからだった。
キャスティングを見た時は、(ジャン・バルジャンはラッセル・クロウの方だろう!)と思ったのだが、作品の出来に大満足し、映画館で二回観た。

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