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●「母連れ狼の」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『パリでいっしょに日々~『パリで一緒に』の胸毛濃いウィリアム・ホールデン~今のヒット映画より遥かに凄い、問答無用のモノクロ傑作5選。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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『パリで一緒に』はウィリアム・ホールデンとオードリー・ヘプバーン共演のロマンティックコメディだが、どうにもわたしはのれなかった。
映画中のホールデンの行動は今だと完璧セクハラ的満載だったが。
まあ時代の制約があるから過去の作品を今の尺度のみで解釈してはいけないが。
それはさて置き、ウィリアム・ホールデン、胸毛が濃い、ふさふさである。
そういえば最近は米国の俳優でも胸毛ふさふさはほとんど見なくなったよね。

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『無防備都市』(ロベルト・ロッセリーニ監督)

「ネオ・レアレスモの傑作」という芸術至上の大きな文脈を知ろうが知るまいが、路上でナチの巡視兵の射撃を受け、転倒し、死んでいくアンナ・マニヤーニの姿こそ「映画」である。

『街の灯』(チャールズ・チャップリン監督)

人生の残酷さを描いてしかも心が熱くなり涙が零れる・・・映画の中では誰も号泣しないし喚きもしない。

『西鶴一代女』(溝口健二監督)

その完璧なストーリー展開、そして伝説的な田中絹代の演技ももちろんだけれど、隅から隅まで美的に動く人間たちに心地よく総毛立つ。

『悪魔のような女』(アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督)

モノクロ映画の恐怖は、「公開時は恐怖だった」作品が時に陳腐化していることもあるけれど、『悪魔のような女』の怖さ、ショックが薄らぐことはないだろう。

『散り行く花』(DWグリフィス)

サイレント時代のミューズ リリアン・ギッシュはこの映画の中で何度となく「笑顔を作る」・・・その「笑顔」の中にどれだけの恐怖と「人間存在の哀しみ」が籠められているか。

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