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●「母連れ狼の」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~「大阪しぐれ」の畳み掛ける凄み~『女殺油地獄』の女優たちと「男の股間」。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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BSって演歌番組てんこ盛りです。
いや、それほどでもないかな。
各局の演歌番組をチェックしてるから(演歌番組毎日あるなあ)的印象になってるんだろうね。
何度も書いているように、うたちゃん(母)、浜田省吾、藤井風、SnowMan、京本大我らの大ファンでもあるけれど、演歌も基本大好き。
それと演歌はJ ロックやJ POPと違い、わたしの説明の必要なく愉しんでくれるから楽っちゃあ楽ではあるんです。
だから毎週リビングで演歌がかかっている時間もけっこうある。
なのでわたしも演歌、少々詳しくなってきたし、(これはいい!)という曲もいくつとなく出てきている。
その中の一つ、都はるみの「大阪しぐれ」。
これ、時間的に短い展開の中で、いい意味で雪崩落ちるような怒涛の感情の山に持っていく凄みがある。

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まあ、男の股間について前にも書いているけれど、

たまたま五社英雄監督の『女殺油地獄』と『HK変態仮面 アブノーマル・クライシス』を続けて観たのである。
『女殺油地獄』は1992年の作品で、五社英雄監督の遺作だ。
映画批評家にはさほど高く評価されない五社監督だが、わたしは彼の映画はだいたい好きである。
『女殺油地獄』は近松門左衛門の人形浄瑠璃を原作としているが、わたしは五社作品しか観てないので、他作品との比較はできない。
五社版はストーリーも「性愛、嫉妬」の要素を大きく採用しており、原作とはかなり異なったものになっているという。

五社英雄『女殺油地獄』は主演が樋口可南子、堤真一、そして藤谷美和子も出演している。

藤谷美和子と言えば、「プッツン女優」などとメディアにレッテルを貼られたことだけが原因ではなかろうが、華々しくやっていた割にはいつの間にかフェードアウトしていて、(藤谷美和子って、いたなあ~)という存在である。
藤谷美和子全盛時、わたしはさほど興味はなかったもので、(今観るとどうだろう)と興味はあったが、『女殺油地獄』は圧倒的に「樋口可南子の映画」となっており、出番もさほど多くはなく、この作品では太刀打ちはできていなかった。
現在も現役感むんむんの樋口可南子の美貌と安定感はなかなかに観応えがあり、夫が糸井重里なのはどうかと思うが、『女殺油地獄』の頃は30代中盤、現在30代中盤で樋口可南子的美貌と妖艶さを見せつけられる女優がいるかと言えば、どう考えても見当たらない。
日本映画黄金期と比較するまでもなく、90年代と比べても「現在の日本人女優陣」が手薄なことがよく分かる。
ただ、『女殺油地獄』で最も感心したのが堤真一で、「二枚目だが頭の弱いドラ息子」の役を見事に演じていた。

で、『女殺油地獄』と『HK変態仮面 アブノーマル・クライシス』では一見何の関係もなさそうだけれど、重要な共通項がある事実を発見した。
何か?
「男の股間」である。

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