●「母連れ狼の」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~やはり本当に強そうに見える『ハンナ』~究極の恋愛ストーカー映画『アデルの恋の物語』。 [「言葉」による革命]
わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。
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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。
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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。
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『ハンナ』を観たのは4回目かな。
いやもうとにかくおもしろい。
ジョー・ライト監督のセンスが素晴らしい。
現在若き大女優と化しているシアーシャ・ローナンの、まだほっそりしている時代の映画。
おそらく彼女に特別な肉体、格闘訓練を施してはいないだろう。
その点『ニキータ』などとは大きな違いがあるが、とにかくほっそりした少女であるシアーシャ・ローナンが本当に強そうに見える。
これが映像の魔術であり、監督の手腕だ。
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ほとんどの映画の中に「恋愛の要素」は入っている。
だから作品のどこにフォーカスを当てるかによって、「アクション映画」とカテゴライズされている映画でも、「恋愛映画」と見做すことは可能だ。
「自分」がその映画の中で描かれている「恋愛」に心を動かされたのなら、それは「恋愛映画」である。
まずわたしは次の映画を挙げよう。
『アデルの恋の物語』(フランソワ・トリュフォー監督)
『アデルの恋の物語』は恐らくわたしが生涯、「完璧な映画」の一本として愛し続ける作品だ。
90分程度の短い時間に映画の醍醐味の「総て」が詰まっていると言っても過言ではない。