SSブログ

小説 神秘アンチエイジング&エロス 193 終わらない声 [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

声は終わらない。
声は瑛次の周囲を渦巻く。

  あんな男に女なんかいね~だろう。
ソフトクリームだもんな。
 女がいたら悲劇だな。
    ソフトクリームなめるような男に女を満足させられるか。
  無理無理。
じゃあどうする。
    おれたちがやってやる。
 おれたちがあいつの女を満足させてやる。
    あいつの女をおれたちがもらってやる。
 おれたちが
   おれたちが
       おれたちが

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。

nice!(36)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

パリ・オペラ座バレエ団 「最高」の存在 その① 3月19日「ジゼル」ドロテ・ジルベールとマチアス・エイマン [愛とバレエ]

興奮は東京文化会館から出た後も終わることがなかった。
今も、そして多分生涯終わることはないだろう。
充足された情熱はきっと消えることがない。

3月19日 パリ・オペラ座バレエ団「ジゼル」。
それほどまでに凄かった。
パリ・オペラ座バレエ団のことは昔から知っているはずなのに、それでも興奮を抑えることができなかった。
nice!(31)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

マニュアルの存在。  「生命保険の罠」後田亨 講談社+α文庫 [ルコ的読書]

多くの企業の営業職(営業だけではないだろうが)に「マニュアル」的ものが存在するのは言うまでもない。
マニュアルは、働いているスタッフを「最低限必要なレベル」に保つためにはある程度役立つものだろうが、マニュアルから抜け出せないスタッフは「自立した働き手」と言えるだろうか。
不必要なものまで買わされないためには、聴く方も「これはマニュアルトークだ」とすぐに感知できるようになっておくことだろう。
もちろん「マニュアルトーク」で売っているもののすべてが悪いわけではないが、少なくとも「マニュアルトーク」は「わたしのために行ってくれている」と見せかけて、実は「誰もに同じことを言っている」のである。
「生命保険の罠」には次のようなことが書かれている。


外資系のマニュアルを叩き込まれた時期がありますが、ロール・プレイの徹底には驚いたものです。つまり「スクリプト」と呼ばれるセールス・トークの例文集を暗記し、営業担当者同士、お客様役を交代しながら、トークを磨いていくわけです。

教育担当者からは、「お客様が反応したら、すぐ次の話には行かないように。しっかりと間をとって、本当に困ったことになっているという状況を共有するように」といった指導も受けます。これではコンサルティングというよりも「演技」の練習だな、と苦笑いしてしまったものです。

      「生命保険の罠」後田亨 講談社+α文庫
nice!(46)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

「ブラッディ・マンデイ シーズン2」満島ひかりと芦名星の格闘シーン。吉高由里子の体型。 [吉高由里子]

内容も視聴率も「・・・」という「ブラッディ・マンデイ シーズン2」だが、まったく見せ場がないわけではない。
前回放送分で満島ひかりと芦名星の格闘シーンを観ることができたのだ。
ドラマ作りの基本がおそまつなので、その格闘シーンもけっこうおそまつなのだが、もちろん2人は充分本格的な格闘シーンを造形できる女優である。
満島ひかりが「愛のむきだし」で見せた、あの腰の据わった構え。
あの腰の座り方は、欧米人女優には非常に難しいものである。
芦名星はまだ大きな役はないけれど、「筋トレ」が趣味だという説得力のある肉体とトラディショナルに整った顔立ち、そし「どんな役でも」という勢いの根性で、必ず今後出てくる女優だと思う。
というわけで、映画ファンであれば満島ひかりと芦名星の格闘シーンを記憶に留めておいていいだろう。

そう言えば(←何がだ 笑)、吉高由里子って、最近の若手女優の中では比較的従来の日本人体型だなあ・・などと書いて、この文章を締めておこう(美笑)。

nice!(21)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「花のあと」 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「花のあと」中西健二監督

この作品により北川景子が新たな段階へと至ったことは確かだろう。もちろん「もっと」と思う部分はいろいろある。しかしこの作品が近頃稀な、「真剣に取り組んだ」時代劇の一本であることが、まず嬉しい。

5点

nice!(25)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

NHKドラマ「火の魚」尾野真千子の魅力とテレビドラマの限界 その弐 [生と死のためのアート]

平成21年度(第64回)文化庁芸術祭(テレビ部門・ドラマの部)・・がどのようなもの詳しくは知らないが、「火の魚」が大賞をとったことからだいたい類推できる。
つまり「文化庁」が選ぶ的「テレビドラマ」的なものだ。(笑)
「火の魚」は民放の多くのテレビドラマと比較して、もちろんクオリティは高い。
しっかりと俳優が演技しているし、一部ではあるが闇を生かしたきれいな映像も観ることができる。
しかし・・と、この話は後にして、尾野真千子である。

頑固だがすでに最盛期は越した作家(原田芳雄)の原稿を取りに来る編集者という役どころ。
個性には乏しいが、引き締まった表情と声、セリフ回しがしっかりした知性を感じさせる。
時に作家が「ギクッ」とするような指摘をする、この「知性」を演じられる女優ということになると、日本はいきなり人材不足になるのだが・・。

nice!(27)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート