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小説 神秘アンチエイジング&エロス 179 ドーム [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

その日の瑛次はついていたのだろうかついていなかったのだろうか。
良子とあっている時間、瑛次はドームのような幸福感の包まれたままだった。
そのドームの中に永遠にいることができれば、瑛次は何の不安もなく生きていくことができるのだろうか。
しかしドームが永遠に続くことは、どうやらない。
ドームは常にその形状や質量を微妙に変え、そして消えていく可能性さえもはらんでいることを瑛次が気づくわけもない。

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。

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確定申告e-Tax とわたし その弐 [生と死のためのアート]

収入が多いか少ないかはさておき、わたしはフリーランスだ。
確定申告はしなければならない。
そんなわけで、会社勤めを辞めてから確定申告をしているのだが、去年は初めて「e-Tax」で申告したのである。
「ネットで簡単にできるのかぁ」と弾む気持ちで(でもないが 美笑)やったのだけど・・別に簡単ではなかった。

で、今年も確定申告の季節が来て、まあ役所へ行くよりましということで「e-Tax」をやろうというわたしだが・・やり方を覚えていない。
ああやはり心が「嫌なこと」と認識したものは忘れるのが早いのだなあ、などと感慨にふけりながら、「e-Tax」のページを開いたわたし。
果たして無事に申告することはできるのだろうか?
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「他者」の評価に作品を委ねるということ   「美術手帖」2009.12 ARTIST INTERVIEW ウィリアム・ケントリッジ William Kentridge [ルコ的読書]

前回紹介したウィリアム・ケントリッジ William Kentridgeの言葉をもう一度。

ケントリッジ

それが誤読のように見えたとしても、それは何らかの建設的な形で誤解されているはずだと思います。

       「美術手帖」2009.12 ARTIST INTERVIEW

これは鑑賞者の感覚に信を置いた素晴らしい考えであり、否定するつもりは全くない。
こうであればいいと思うし、本来そうであるべきなのだろう。
しかしすでに国際的に評価されているケントリッジだからこそ言えるのではないかという気もする。
あるいはケントリッジは名前が売れてない頃からこのような考えをずっと持っていて、変わることなく今に至っているのだろうか。
「評価を気にしない」などと言っても、評価されなければ広く知られることは難しいし、収入をあげることも難しい。
それとも「実力さえあれば」このように誤解を含めて評価を他者に完全に委ねたとしても、いずれは「世に出る」ということなのだろうか。
しかし芸術の歴史には生前に評価されず、「死後」に再評価されて世に知られるようになったというれいがかなり多くある。

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予想大外れ!「2010(第33回)日本アカデミー賞」!「A スタジオ」北川景子!吉高由里子の言葉! [吉高由里子]

去年の日本アカデミー賞で吉高由里子は「人に感謝します」と言った。
「どんなことを言うのか」と期待する。
と言うのもそれまでに吉高由里子はいくつもの素晴らしい言葉を記者会見などで披露していたから。
そこで出た言葉が

「人に感謝します」。

吉高由里子は言葉を飾ることなく、「人間」をその場にぶつけてきた。

と、そんなことを思い出しながら日本アカデミー賞を観たわけだ、わたしは。
う~ぬ・・予想がほとんど外れてしまったではないか。(微笑)
作品賞「沈まぬ太陽」、主演男優賞 渡辺謙、助演男優賞 香川照之・・。
いや~、外れた外れた(うふふ)。

細かなレポートなどは後日(^_-)-☆

そして映画「花のあと」公開が3月13日と迫った北川景子。
映画宣伝のテレビ出演しまくりである。
昨夜は「A スタジオ」に出演。
そんな話題もまた後日(^_-)-☆
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「ファンハウス 惨劇の館」 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「ファンハウス 惨劇の館」トビー・フーパー監督

ホラー映画もなんとものんびりした時代があったものだ。ヘンな人形を映してヒャ~ンヒャ~ンなどという効果音をつければ観客が怖がると思っていた時代。今でもこの作品を「怖い」と思う人もいるかもしれないが、わたしは全く怖くなく、とりたてて笑えもしなかった。「笑い」はホラーの一要素であるが・・。

2点
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残されたスマトラの孤独かもしれない様子 [小説 熱帯魚のハート・その喜劇と悲劇]

スマトラが一匹死んでから数日後、もう一匹いるスマトラはやはり寂しそうに見える。
と言っても、スマトラはどちらがどちらか分かりにくかった。
コリドラスなんかだと、数匹いてもはっきりと個性が出ているのだけれど。

一匹残されたスマトラは斜め下を向き、何をするでもなくプカリプカリと水の中にいる。
その動作はスマトラ特有の動作で、別に仲間がいなくなったからしているわけではないけれど、やはり前より寂しそうに見えてしまう。

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